どんなことを学ぶの
実習施設・臨地実習
学内の実習施設
充実の実習施設・設備をフル活用し、最新の知識・技術を身につける
看護学部の教育・研究拠点「清優館」には、看護学を学ぶために必要な最新の実習および学修設備を完備しています。
またデッキテラスや学生ラウンジなど、くつろぎや談笑のためのスペースも充実。学生ラウンジには、看護系雑誌や看護学の参考文献が設置されており、個人で、あるいはグループで自習学習をすることができます。
看護学部の教育・研究拠点「清優館」
1階から5階までのフロアに最新医療機器を備えた第1・第2・第3実習室。
さらに、教員研究室、看護異文化交流・社会連携推進センターが結集した看護学の教育・研究拠点です。
最新のシミュレーション施設 「シミュレーションコモンズ」
最新の「シミュレーション教育映像・音響システム」の導入により、集中治療室(ICU)や一般病棟、分娩室、在宅での現場、災害現場などさまざまな臨床現場を再現し演習することができます。
実際の音響とともに壁全面に映像が投影され、臨床現場をリアルに再現した空間で、繰り返し学習することで、知識・技能の定着と実践力を養い、どのような状況においても「人によりそう看護」を創造的に実践できる力を養います。
第1実習室
病院に入院している人を対象とした、洗髪や清拭、体位交換など日常生活を援助するために必要な看護技術、そして採血などの検査や治療に必要な基本的な看護技術を学ぶことができます。
第2実習室
子どもや、妊娠期・子育て期の母親を対象とした、日常生活援助に必要な看護技術や、検査や治療に必要な看護方法論を学ぶことができます。
第3実習室
在宅ケアを受けている人を対象とした、日常生活に必要な看護技術や、検査や治療に必要な看護技術を学ぶことができます。
また、高度な治療を必要とする人に対する看護方法論を学ぶこともできます。
臨地実習
4年間をとおして病院、こども園、高齢者施設など多様な実習先を経験。
「人によりそう看護」を体感し、一人ひとりの成長に
看護学は体験学習を通して学ぶ実践の科学です。本学では、4年間を通じて臨地実習を体験。
さまざまな健康レベルの人を対象に、地域社会・国際社会などあらゆる場に応じた看護が展開できるような実習を設定しています。
2023年度 臨地実習施設一覧 | |
病院 | 京都市立病院、京都第二赤十字病院、京都山城総合医療センター、滋賀医科大学医学部附属病院、市立大津市民病院 など |
こども園 など | 京あんしんこども館、たちばな大路こども園、椥辻こども園 など |
高齢者施設 など | 香東園やましな、デイサービスセンター山科苑、特別養護老人ホームヴィラ山科、老人保健施設いわやの里 、老人保健施設白寿、山科老人クラブ連合会 など |
訪問看護ステーション など | アイ・エスひらかた訪問看護ステーション、スローハンドケア訪問看護ステーション、訪問看護ステーション白樺、訪問看護ステーション仁、訪問看護リハビリステーションたもつ など |
保健所 など | 京都市・宇治市・木津市内の地域包括支援センター、京都市内の保護施設センター、京都府内の保健所 |
その他 | あかり助産院 など |
臨時実習について
■自由選択科目
★保健師国家試験受験資格に関する科目
◆助産師国家試験受験資格に関する科目
1回生 | 生涯健やか看護学実習 I | 1週間 |
2回生 | 生涯健やか看護学実習 II-1 | 1週間 |
生涯健やか看護学実習 II-2 | 2週間 | |
健康回復看護学実習 I | 2週間 | |
3回生 | 生涯健やか看護学実習 III-1 | 4週間 |
生涯健やか看護学実習 III-2 | 2週間 | |
生涯健やか看護学実習 III-3 | 2週間 | |
生涯健やか看護学実習 III-4 | 1週間 | |
健康回復看護学実習 II-1 | 2週間 | |
健康回復看護学実習 II-2 | 2週間 | |
健康回復看護学実習 II-3 | 1週間 | |
4回生 | 生涯健やか事業展開実習 ■★ | 3週間 |
助産学実習 ■◆ | 10例の分娩 | |
総合看護学実習 | 3週間 |
京都第二赤十字病院との強い連携
本学では看護学部開設時より京都府・滋賀県を中心とした多くの病院施設にご協力いただき、実習施設と教育研究フィールドの提供を受けています。
その中でも、京都第二赤十字病院とは当初から教育研究や交流を進めてきました。
2013年、学校法人京都橘学園と京都第二赤十字病院との教育研究に関する包括協定が締結されました。
滋賀医科大学医学部附属病院との提携
人事交流が行われ、現役の看護師を教員として迎えるなど、医療現場のことや、時代と共に変化する医療の実際について学ぶことができます。
生涯を通して、看護職としての成長を支える「たちばなSIM」
看護学部では在学中のみならず、卒業後のキャリアや学びの支援にも取り組んでいます。
2012年度より開始された卒業生対象の「たちばなSIM」では、シミュレーション教育を活用して、ニーズの高い看護技術の習得を支援します。
同時に、職場では話しにくい悩みも教員には話せるなど、看護職として働きつづけるためのフォローの場としての役割も担っています。
チーム医療の学び
5 つの医療系学科が連携して行う たちばなチーム医療科目群
専門職者間の連携や協働について学ぶIPW(InterProfessional Work)演習をはじめ、さまざまな科目をとおして必要な知識を学びます。
学科間で連携しながら学習を行うことで、幅広い視点から医療への知識を深めることができ、将来のキャリア形成にも大いに役立ちます。
大学の垣根を越えて、専門性やチーム医療の学びを深める
チーム医療への理解や、連携し補完し合える人材育成を目的に、京都薬科大学との合同多職種教育を実施しています(2023 年度実績)。
看護師、理学療法士、作業療法士、薬剤師等の立場からシナリオ事例に沿って最適なケアについて議論し、学科ごとに分かれて行うグループディスカッションでは、各職種における視点の違いに理解を深め、幅広い視点から医療を提供する意義を学んでいます。
今後、この取り組みを医療系の全学科にひろげ、さらに発展させて行う予定です。(計画内容は予定であり、変更することがあります。)
カリキュラム
4年間の学習イメージ
「看護とは何か」を問い主体的に学ぶ姿勢を養う
看護の基本概念を理解し、主体的に学ぶ姿勢や教養を身につけます。自らを見つめ直しながら、「人によりそう看護」の基礎を丁寧に学び、幅広い知識をつけていきます。
![](https://www.tachibana-u.ac.jp/assets/img/mt/nursing/nurse/nurse_curriculum1.jpg)
多様なシーンで看護学的視点をもち、理解をする
生命倫理や他者の多様な世界観を理解し、看護のあり方を考え、より専門的に深く学びます。看護の実際に触れながら、他者と良好な関係を構築し、看護を実践する基礎的能力を養います。
![](https://www.tachibana-u.ac.jp/assets/img/mt/nursing/nurse/nurse_curriculum2.jpg)
臨地実習で課題を見つけ解決法を考え、改善する
さまざまな領域の看護を学び、多様な施設で実習を行います。一人ひとりを尊重し、配慮した看護を現場で体験することで、自らの看護の課題を見つけ改善。着実にレベルアップをします。
![](https://www.tachibana-u.ac.jp/assets/img/mt/nursing/nurse/nurse_curriculum3.jpg)
看護の本質を追究し創造的に実践できる力を育む
卒業研究として、自らの実践から看護学的知見を得ます。「人によりそう看護」の実践やマネジメント力を養い、どのような状況下でも創造的な看護ができるよう、応用力を身につけ備えます。
![](https://www.tachibana-u.ac.jp/assets/img/mt/nursing/nurse/nurse_curriculum4.jpg)
4原色のチカラ"で「人によりそう看護」を創造する唯一無二のカリキュラム
人は3原色で世界をみていますが、ごくまれに、より鮮やかな4原色で世界をみている感性豊かな人がいます。日々変化し広がり続ける看護実践の場。「時代の変化に対応し、どのような状況下でも『人によりそう看護』を創造し実践できる看護師になってほしい」という願いから、10年先を見据えたカリキュラムを提供。
看護を徹底的に分析し基盤となる4つの能力を見出すことでできた唯一無二のカリキュラムです。
![](https://www.tachibana-u.ac.jp/assets/img/mt/nursing/nurse/nurse_curriculum.jpg)
取得できる資格
- 看護師国家試験受験資格
- 保健師国家試験受験資格※1
- 助産師国家試験受験資格(女性のみ)※2
- 養護教諭一種免許状※3
- 1 保健師国家試験受験資格取得のための科目履修定員は20名を上限に成績・試験・面接等により選抜。
- 2 助産師国家試験受験資格取得のための科目履修定員は入学定員の1割を上限に成績・試験・面接等により選抜。
- 3 科目履修にあたっては、成績などにより履修基準を設けている場合があります。
- 1~3選択履修により取得可能。
将来の進路
- 病院等の医療機関
- 訪問看護ステーション
- 助産施設
- 保健所
- 保健・福祉センター
- 企業の保健部門・健康関連企業
- 小学校・中学校・高等学校の養護教諭
- 国際的な看護ネットワーク機関 など