成長ストーリー
学びと成長モデル
入学してから卒業まで、様々な学びや経験をとおして、どのように成長することができるのか。そしてどんな知識や技能が身につくのか。この図は、4年間の学びと成長を表現したものです。
京都橘大学で自分が成長していく姿を思い描いてみてください。
学生インタビュー
「食」にまつわるテーマは無限大
生まれ育った京都府亀岡市は、様々な京野菜が栽培され「京の台所」と言われるほど食材の宝庫です。そのため幼い頃から食にふれあう機会が多く「食と経済」に興味がありました。
この分野に精通する先生がおられることを知って、京都橘大学・経済学部に入学を決めました。
食にまつわるテーマは無限大。毎日、たくさんの発見があり、知りたいこと、好奇心が止まりません。
自分のリーダーシップを知り、学びも活動も充実
1回生から経済学の基礎をしっかり学ぶことができます。授業では新聞記事やネットニュースなどの資料を活用する機会が多くありました。そのおかげで、日々のニュースに関心を持つようになり、新聞を読む習慣がつくようになりました。
1回生後期に「プロジェクトマネジメントⅠ」でリーダーシップについて学んだことも、その後の学びに大きく影響しました。リーダーシップとは、大勢の前に立って人を導くことだと思っていました。しかし、話し合いの中で人の話をしっかり聞く、他者と協調することも大切なリーダーシップだということを学びました。
授業の後半では、前半で学んだプロジェクトマネジメントなどを活かして『山科区の課題解決』に取り組みました。私はチームの中で出た案を集約したり、みんなの意見を支えたりする役割でチームの意見をまとめていきました。
チームで成果を得たことが自信に
2回生のクロスオーバー科目では、他学部の学生とチームになり、企業から出された課題に取り組みました。
選んだ企業はNEC。課題はNECの技術を活用して『2050年に役立つITを』の提案でした。おもしろそうと感じつつも、メンバーのみんなも専門的なITの知識が乏しく、斬新的なアイデアを出すことに苦戦し、中間発表では案がまとまりませんでした。アイデアがなかなか出てこない中、私はメンバーへの問いかけを変えてみました。「どういう案がいいと思う?」から「この案を考えたんだけど、有りかな?無しかな?」と具体的に提案していくと話がスムーズに進みました。その案は、顔認証技術を活用した「地震など災害時に自動販売機で安否確認する」というもの。すると、いろいろな意見が出て、アイデアがどんどん膨らんでいきました。
最終発表では6チーム中、1位になりました。「視点がおもしろい」「社員には出せないようなアイデア」との評価をいただき達成感とともに自信にもつながりました。
興味も、関心も、疑問も、どんどん広がる経済学の奥深さ
2回生で金融業界について学ぶ「東京ビジネスツアー」に参加しました。海外の銀行勤務経験のある方の講演や産業能率大学の学生とのグループワーク、関東エリアに就職した京都橘大学の卒業生のお話しなど、盛りだくさんの1泊2日。様々な方からリアルな業界のお話を聞いて、金融にも興味を持ち、視野が広がる良い経験ができました。
今はゼミで食と経済について学び、物価上昇とその背景にある世界情勢、食と環境、持続可能エネルギーなどに関心をもっています。また、大学生の食生活調査などにも取り組んでいます。さらに、フードロスや子どもの貧困問題などの社会課題からスーパーの野菜まで。どうしてそうなるの?と、毎日たくさんの発見があります。
学べば学ぶほど、選択肢も広がる
自分自身で「食」の循環サイクルを研究しようと考えていて、大学近くの祖母の家で一人暮らしをして、裏の空き地で畑をやってみようかと思っています。
畑はある程度の広い土地がないとできないという固定観念があったんですが、30cm角のスペースを3×3の9マスに区分けして、育ててみようと考えました。ほうれん草、トマト、きゅうりなど9種類の野菜を作り、収穫したら別の野菜を植える。都市部でもちょっとしたスペースでできるんです!自分でやってみて、研究発表しようと考えています。
知りたいことが増え、興味が次から次に広がります。将来は、食や子どもをサポートするNPOで働くのも一つの選択肢かなと思っています。また、食品関連の企業や、食以外の分野でも、自分の知識やスキルを活かせそうな仕事が様々にあるので、イメージにとらわれずに考えていこうと思います。
ターニングポイント
大学生活の不安をよろこびと達成感に変えた大学祭実行委員
入学当時はコロナ禍で、授業もリモートが多く、クラブやサークル活動も制限されていたため、友人とコミュニケーションがあまりとれていない日々でした。大学生活での不安がとても大きかったです。そんな時、友人の紹介で大学祭実行委員会に入りました。そこで、たくさんの人との関わりができ、授業がなくても、委員会活動で大学に来て、橘祭の開催に向けて様々な準備をする毎日となりました。気づけば、漠然と抱えていた大学生活の不安はなくなっていました。
1回生の時は、立候補して野外ステージの司会を、2回生では、野外ステージパートの副責任者を務めました。90人ほどのメンバーをまとめ、運営できるようになったのは授業でリーダーシップを学んだことも大きいかなと思います。昨年はコロナ禍を経て初めて対面での2日間開催。半年以上かけて準備し、大成功で終わることができた達成感は格別でした。