救急救命士は、一刻を争う現場で人の命を救う役割を担います。そのためには、救急医療の現状や課題に対する理解、基礎医学や救急医学についての総合的な知識、確かな判断力が欠かせません。救急救命学科では、最新機器を使った実習をはじめ、救急医療施設などで実践的に学びます。また医師や看護師との医療連携や、患者と家族へのメンタルケアなどコミュニケーション能力も育みます。
取得できる資格
将来の進路
経験豊かな医師や救急救命士を教員に迎え、高規格救急車や最新設備が整った実習室を完備。多彩な臨地実習をとおして実践力を養います。昨年につづき、2020年3月の卒業生も救急救命士国家試験は合格率100%を達成。また、公務員試験を受験した2020年3月卒業生の95%以上が合格しました。毎年多くの救急救命士や消防官、警察官が巣立っています。
[ 学科独自の支援プログラム ]
救急救命士として活躍するためには、国家試験の合格に加え、公務員になるための採用試験(消防職員など)に合格することが必要です。救急救命学科ではその実現に向け、公務員(消防官)採用試験対策として、各種受験情報の提供や個人面談、模擬試験の実施・解説、模擬面接の実施など、1回生からきめ細かくフォローしています。
「救命実習用シミュレータ」など最新の設備が整った環境でシミュレーショントレーニングを繰り返し行うことができ、救急救命士としてのスキルを身につけます。
乗務する救急救命士が多様な救命活動を行えるよう、AED(自動体外式除細動器)や防振架台を装備した「高規格救急車」を学内に配置。現場に即した実務トレーニングができます。
救急現場のさまざまな局面において救急医療従事者が要求される主要スキルを身につけます。患者の診断と治療の効果的なトレーニングを行うことができます。
2019年11月、名古屋市で「第12回 西日本学生救急救命技術選手権」(JESA*主催)が開催され、救急救命学科2・3回生6人で構成される『橘救急隊』が出場。京都橘大学の学生が2年連続の総合優勝を飾りました。救急救命技能の向上を目的に北・東・西・南の4地区で開催され、5年ごとに各地区大会の上位2校(計8校)による全国大会が開催されます(2018年、京都橘大学は準優勝)。①内因性(脳血管)、 ②外傷、③内因性(呼吸器)、④心肺停止、 ⑤外因性と、救急隊活動を伴わないスペシャルステージ(緊急度判断)における隊員や隊としての活動を医師、救急救命士が評価し総合順位を決定。本番では、練習の成果とチームワークを発揮し、各ステージで高い評価を得ました。
*JESA:一般社団法人 全国救急救命士教育施設協議会
京都橘大学 健康科学部の
各学科の特長を分かりやすく解説
京都橘大学で学ぶおもしろさを本学教授陣が熱くお伝えします!