教職員を対象とした心肺蘇生講習会を実施

 2023年9月13日(水)、アカデミックリンクスにて救急救命学科の先生方と学生らが指導員となり、教職員対象の心肺蘇生講習会を行いました。正しい心肺蘇生やAEDの使用方法を身に付けようと、約100人の教職員が受講しました。

 近年、AEDが必要な際にいつでも使用可能となる環境の整備と併せて、誰もが心肺蘇生とAED使用を行うことができるようにしておくことの重要性が高まっています。キャンパス内でも、事故等が発生した場合には、学生の生命と健康を最優先に迅速かつ適切な対応を行うことが求められます。そのため、誰もが心肺蘇生とAED使用を行うことができる緊急時の対応能力を高めることを目的にこの講習会が開催されました。

 講習会では心肺蘇生を行う上で最も重要な胸骨圧迫とAEDの適切な使用方法を学習しました。メッセージビデオを視聴し、1年間で約7万人も心臓突然死で亡くなっていることや、胸骨圧迫やAEDの適切な使用により命が助かる確率が飛躍的にあがることなどの心肺蘇生の重要性を考える機会となりました。また、トレーニングキットを使用し、倒れた人への声かけや正しい胸骨圧迫の方法、AEDの使い方を実際に体験しました。その後2人1組で実際に人が倒れた際を想定し、傷病者発見からAED使用までの一連の流れを実践しました。

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 今回の講習会には、本学園の片山傳生理事長も参加していましたので、突撃インタビューを行いました。

Q. 心肺蘇生などの講習会は初めて受けられましたか?また、受講してみてどうでしたか?
A. 今回初めてこのような講習会を受けました。内容は分かりやすく、救急救命学科の学生のみなさんの指導も適切で分かりやすかったです。

Q. 講習を受けてみて何が難しかったですか?
A. 胸骨圧迫の力加減が難しかったです。思っていたよりも力を入れないと心臓に見立てたトレーニングキットの音※が鳴りませんでした。また全身を使わないと長い時間胸骨圧迫を行うのが大変でした。
※的確な角度と強さで押すと音が鳴る仕組み

Q. 実際に人が倒れた際は心肺蘇生を行えそうですか?
A. 1人で全て行うのは大変ですが、率先して行なっていきたい。またこのような講習会が定期的に実施されるといいなと思います。緊急時に勇気をもって行動することがまずは大切だと感じました。

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取材:学生広報スタッフ 向井菜緒

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