2023年9月17日(日)に本学KYOTO TACHIBANAスタジアムにて、京都橘大学の学びとスポーツを活かしたイベントを開催し、京都市立勧修中学校サッカー部の生徒と保護者18人が参加しました。イベントは2部構成で、第1部は本学健康科学部救急救命学科の関根和弘教授による心肺蘇生(BLS)講習会。第2部にプロスポーツチーム 京都サンガF.C.のコーチによるサッカースクールを行いました。
第1部の関根教授によるBLS講習会には、救急救命学科と看護学科の学生がサポーターとして指導しました。保護者世代は、心肺蘇生やAED講習を受ける機会が限られているため、誰もが緊急時に臆せず冷静に応急対応ができるように、その手順を理解してもらうことを目的に開催しました。
講習会では、最初に、駅伝練習中の小学6年生女子児童の死亡事故やフットサル試合中に胸部にボールが当たり倒れたがAEDによって救助された男性の事例紹介があり、心肺蘇生法の重要性を学びました。その後、胸骨圧迫の方法について学び、中学生たちは「しんどい!つかれた」「(胸骨圧迫をし続ける時間が)ながい~~!」と言いながらも、学生サポーターたちに教わりながら一生懸命実践していました。
第2部では、京都サンガF.C.のコーチによるサッカースクールが行われました。まずはボールを蹴らずに、バスケットボールのように手でパス?!と、驚きの練習法からスタートし、コーチの指導を熱心に聞き入っていました。コーチによるデモンストレーションには毎回歓声が上がり、間近でみるプロの技に感動を抑えられない様子が印象的でした。
ボールばかりを追いかけず、相手選手の立ち位置やパスコースから守備位置を見極めることなどの指導があり、最後はシュート練習。キーパーとの一騎打ちでは、入れるか?!止めるか?!で大盛り上がりました。今後の試合で、今日学んだ技術を活かそう!という意気込みが感じられました。
本イベントを機に、AEDがどこにあるのかを意識して日常生活を送ることで、もしもの時には勇気をもって、一次救命処置に対応し、"大切な人の命を救う"行動につながることを願っています。