どんなことを学ぶの

救急救命学科の紹介

救急救命士とは

急病やけが人が発生した場所から医療機関に搬送するまでの間に、傷病者を観察し必要な処置を施す病院前救護を担う専門職。

救急救命処置として気管挿管や点滴、薬剤の投与、分娩介助、バイタルサイン測定、心肺蘇生など、緊急時に必要な処置を行い、心肺停止を含む重症傷病者の救命率の向上と社会復帰を支えます。

救命救急士になるためのすべてを学ぶ

ハイレベルな救急救命士として必要な医学的知識を学修

ハイレベルな救急救命士を育成するために保健衛生の現状や課題を理解するとともに、人体や病気に関する医学知識を総合的に身につけます。

人体の構造を理解する「基礎解剖学」、人体の生命システムや血液・神経・循環器などの生理的機能を学ぶ「生理学」、薬物の体内での動きや薬の働きなどを講義する「薬理学」、病気の原因や経過などを学ぶ「病理学」などの科目があります。

学修した知識と技術を活かし多彩な施設で臨地実習を展開

基礎医学の知識を身につけると同時に、救急医学や救急疾患などの救急救命士に必要な知識を修得します。

また、最新機器を使った学内での実習に加え、救急救命センターや大学病院、消防署など最先端の救急医療施設における臨地実習により、あらゆる救急医療の現場で必要とされる高度な救命技術と的確な判断力、シミュレーション力、問題解決力などを養成します。

充実した施設・設備

最新の設備を整えた救急救命実習室のほか、現場さながらの高規格救急車や負傷者への処置をトレーニングできる学びの場を用意。

即戦力として活躍できるスキルを身につけることができます。

カリキュラム

4年間の学習イメージ

1回生

人体の構造を一から学び救命処置の基礎を養う

人体の構造や疫病について理解を深め、救急救命の基礎となる知識を身につけます。1回生から実習も開始し、「救急救命実習Ⅰ」では人命救助の技術を実践します。

2回生

内科学·外科学に関する知識とコミュニケーション力を磨く

内科学や外科学など専門的な医療科目について学びながら、救命活動をするうえで必要となるコミュニケーション力を身につけていきます。

3回生

臨地実習によって高度な実践力を究める

消防署や病院での臨地実習を経験し、救急救命士の仕事を身をもって学びながら、より実践的な知識と技術を身につけます。将来を見据え、公務員試験対策にも取り組みます。

4回生

シミュレーション訓練に取り組み公務員、国家試験合格へ

4年の学びの集大成として、救急隊出動時のシミュレーションに取り組み、希望の進路を見据えながら公務員採用試験、救急救命士国家試験に向けた勉強に励みます。

健康科学部 救急救命学科カリキュラム

PDFで開く >

取得できる資格

  • 救急救命士国家試験受験資格

将来の進路

  • 消防本部・消防局
  • 病院などの医療機関
  • 各府県警察本部・自衛隊・海上保安庁 など