自然と調和し、多様な交流を生み出す情報・AI・医療のオープンイノベーション拠点「アカデミックテラス」誕生

 アカデミックテラスは、2026年4月に新しく開設したデジタルメディア学部、工学部ロボティクス学科、健康科学部臨床工学科の教育・研究拠点であり、地上8階建、延床面積は約13,000㎡と本学最大の建物となります。学生・教職員だけでなく地域の方々を含む多様な人々が集い、交流し、活動するアクティビティの拠点となることを目指しています。

 今後、このアカデミックテラスを情報・AI・医療の教育研究拠点として、分野横断型の学びや産学連携、実践的プロジェクトを展開し、社会とつながる新たな教育モデルの構築を推進します。

新棟「アカデミックテラス」の概要・特色

 新棟「アカデミックテラス」は自然と調和し、多様な交流を生み出す、情報・AI・医療のオープンイノベーション拠点です。医療と工学の最先端を学ぶ教育・研究設備を擁するとともに、地面から最上階まで屋外階段とテラスが続く外観が特徴です。

 また、各階のコモンズを吹き抜け(スパイン)でつなげ、上下フロアの活動を感じながら、学際的連携を生み出す空間づくりとしています。

 アカデミックテラスは環境にも配慮した建築となっています。光と風を取り込み、緑を活かし、雨水を活用するなど、自然の力を活用しています。太陽光発電パネルの設置、空調や換気システムにAIカメラを導入することで、ZEB Ready(※)を実現し、一次エネルギー消費量の55%削減を目指します。

※再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量削減に適合した建築物

全景

Green Terrace
エントランス

commons6th
アカデミックテラス フロア構成図

施設・設備の特徴

The Factory [1F]

 学部・学科を問わず全学が利可能。室内には、3Dプリンターやレーザーカッターなどの最新設備のほか、ボール盤やフライス盤といったものづくりの基本となる作機械を整備しています。4ロボットや移動搬送ロボットも配置し、動作実験をうためのスペースも完備しています

 ⼯学部ロボティクス学科では、ロボットを「つくる(機械学)」×「動かす(情報学)」×「社会で活かす(知能情報学)」という3つの軸に重点をおいています。The Factoryでは、1部屋の中で加・製作から動作検証が可能となり、学や教員にとって最適な教育研究がえる設備となっています。

The Factory
工作機械を整備
ヒト型協働ロボット
ヒューマノイド型ロボットを操作する様子

⼿術シミュレーションルーム[3F]

 ⼿術⽀援ロボット操作に関する業務や、関⻄の臨床⼯学技⼠養成校では初導⼊となる、VR⾎管内シミュレータ「Mentice VIST G7-03」を使⽤した⼼臓カテーテル治療、⾼度医療機器の操作をはじめ、術野を確認し医師に鋼製⼩物を⼿渡しする直接介助業務などを学びます。
 本ルームは、⼿術そのものを⾏う場ではなく、⼿術を安全かつ円滑に遂⾏するために不可⽋な医療機器・設備・環境に着⽬した実習空間として整備されています。
 医療機器の準備・点検・管理から、トラブル発⽣時の対応までを含め、臨床⼯学技⼠に求められる「⼿術を⽀える専⾨性」を、実際の⼿術現場を想定した環境の中で体系的に習得できることが特徴です。

⼿術シミュレーションルーム
⼼臓カテーテル治療などのシミュレーションが可能

医療機器管理ルーム[3F]

 透析ベッド4床、ICUベッド2床を配置し、集中治療室(ICU)の環境を再現しています。集中治療室内における患者管理や⾎液浄化業務をはじめ、⽣命維持管理装置を中⼼とした⾼度医療機器の運⽤・管理を、実際の臨床現場を想定した環境で学びます。
 また、カウンターから患者と医療機器を俯瞰できる設計とすることで、機器操作だけにとどまらず、患者の状態観察や医療スタッフ間の連携、患者とのコミュニケーションなど、集中治療に携わる医療者としての基本姿勢を⾝につけることを重視しています。
 医療機器の安全管理と患者ケアを⼀体的に学べる点が本ルームの⼤きな特徴です。

医療機器管理ルーム
臨床現場を想定したシミュレーション

医⽤⼯学シミュレーションルーム[3F]

医⽤⼯学シミュレーションルーム

 電気⼯学・電⼦⼯学・計測⼯学・情報⼯学を体系的に学びます。医療機器の動作原理、信号解析、計測技術、データ活⽤⼒を基礎から修得します。
 従来、外部へ依頼していた医療機器の保守・管理なども臨床⼯学技⼠が担うことにより、病院のコスト⾯の削減にも⼤きく貢献しています。
 「⼯学」という⾒地から医療の質と安全性を⽀え、機器のトラブルなどいざという時に対応できる臨床⼯学技⼠独⾃の基礎知識を養います。

Robo Lab / Media Lab[4F〜7F]

 ロボティクス学科、デジタルメディア学科のゼミ活動スペースです。ゼミごとに分かれて、それぞれのテーマに取り組み、研究活動の拠点として活⽤されます。複数のゼミが同じスペースで活動することで、互いに刺激し合い、新しいアイデアや興味深い研究が⽣まれる創発の場となります。

Robo Lab / Media Lab

Media Lab3[8F]

 Media Lab3は、学⽣が⾃⾝の制作する映像やゲームはもちろん、最新のXR技術(VR/AR)やインタラクティブコンテンツを発表・展⽰等に活⽤する空間です。ゲームグラフィックや映像表現の魅⼒を余すことなく伝えるため、⼤型モニターを設置。スケール感のある作品展⽰に最適な環境を構築しています。

Media Lab3
トラッキング機能Live2Dによるオリジナルアバター
メタバースキャンパスの体験

Commons∞th[8F]

 学⽣だけの閉ざされた空間ではなく、社会にも開かれた少し特別感のある場所として計画し、学内外の⼈が集まり、交流し、新しい価値を⽣み出す「未来価値創造の舞台」となることを⽬指しています。この空間には、移動しやすい椅⼦や家具を配置し、⽤途に応じて可変的な活⽤ができるよう⼯夫をしています。

Commons∞th

プロジェクトルーム 1~4[8F]

プロジェクトルーム

 本学が設置する研究所・研究センターや研究ユニットに関する研究活動のほか、新たな学科設置により、今後さらなる発展が⾒込まれる医⼯連携研究や企業等との共同研究での活⽤に特化した活動スペースです。これまで限られたスペースでしか⾏えなかった研究活動が、より旺盛に⾏われることを期待して整備しました。

Sky Terrace[8F]

 8階のスカイテラスからは、東⼭や⽐叡⼭を⼀望できます。Commons∞thと連続し⼀体での利⽤ができることも⼤きな魅⼒です。⽇常とは少し違う、開放感あふれる景⾊を楽しめる場所です。

Sky Terrace

テラスダイニングコモンズ[2F]

 テラスダイニングコモンズは、6つの業態を展開するフードコートスタイルの学⽣⾷堂として幅広いメニューを提供するほか、課外活動団体各クラブからの要望に応じて、競技ごとのメニュー開発や、⾝体づくりに適した⾷事を提供します。競技特性に応じたエネルギー設計や栄養バランスの⼯夫など、個別の相談内容に応じた⾷事提供を通じて、本学クラブに所属する選⼿のパフォーマンス向上と健康維持を⽀援します。

地域に開く食の交流空間
「Terrace Dining Commons」

健康 × サステナビリティ
株式会社nadeshicoによる
新たな食空間の提供!
食べることで、もっと健康に、
もっと地域とつながる。
地元食材・健康メニュー・
フードロス削減にこだわった食堂です。

6つの店舗を展開する
フードコートスタイル
キャッシュレス対応&
スマートな仕組みで、
もう並ばない食堂へ

店舗一覧

※株式会社nadeshico (https://nadeshico1000.jp/
滋賀県を中心に飲食店の運営・支援、商品ブランディング、店舗デザイン等の事業を展開を行う。
設立以来、「人をオモイ、街をイロドリ、時をモテナス」をコンセプトに、地域に根ざした飲食ブランドの創出に取り組む。

「アスリート⾷」について

 アスリート⾷は、各クラブの⾝体づくりに適した⾷の提供を通じた、競技⼒向上のための⽀援です。「パワー系」「持久系」「瞬発系」などの向上につながる献⽴を作成し提供することを特徴としています。パワー系ではビタミンやタンパク質、持久系ではビタミン、炭⽔化物、鉄分、瞬発系ではタンパク質とミネラルといった、⾝体づくりの⽬的に合わせた栄養素の摂取を実現します。

提供メニュー例

アスリート⾷・パワー系

【パワー向上メニュー】
・棒棒鶏
・ほっけの塩焼き
・ブロッコリーとツナのサラダ
・⼩松菜ときのこの胡⿇和え
・カボチャの味噌汁・温泉卵

 筋⼒・パワーを発揮するための⼗分なタンパク質、エネルギー源を意識したメニュー。筋⾁の修復とパワー向上のために『良質なタンパク質』(⾷材:⿃むね⾁、ほっけ)を、また、強い⾻格づくりのため『カルシウム+ビタミンD』(⾷材:ほっけ、きのこ類)を摂取できる構成としています。また、『抗酸化ビタミン』(⾷材:かぼちゃ、ブロッコリー)により、強い紫外線の酸化ストレスにも対策。

アスリート⾷・持久系

【持久⼒向上メニュー】
・豚⾁と野菜のたっぷり他⼈丼
・⼩松菜とあさりのお浸し
・ひじき煮
・豚汁
・温泉卵

 持久⼒向上にはグリコーゲン(糖質)を筋⾁と肝臓に蓄えることが重要。⾼炭⽔化物を意識したメニューとなっています。糖質を効率よくエネルギーに変換するために『糖質+ビタミンB1』(⾷材︓豚⾁、⼤⾖製品)を、また、⼤量に汗をかき、⾜裏の衝撃で⾚⾎球が破壊されるため、『鉄分+ビタミンC』(⾷材︓ひじき、⼩松菜、あさり)を摂取できる構成としています。

アスリート⾷・瞬発系

【瞬発⼒向上メニュー】
・⽜⾁と豚⾁丼
・わかめときゅうりの酢の物
・⾼野⾖腐の豚⾁ケチャップ和え
・わかめの味噌汁
・温泉卵

 瞬発⼒向上には、無駄な体脂肪をつけず、爆発的な瞬発⼒を⽣み出す筋⾁をつけることが必要。余分な脂質を抑えつつ、筋⼒アップのためのタンパク質を確保できるメニューとなっています。また、瞬発的なエネルギー源をサポートし、速筋繊維を育てるため『クレアチン・⾼タンパク質』(⾷材:⽜⾁、豚⾁)を、また、痙攣を防ぎ、スプリントの質を⾼めるため『マグネシウム』(⾷材:わかめ)を摂取できる構成としています。

 新棟「アカデミックテラス」を新学部・新学科の研究教育拠点として、医療分野と⼯学分野の知⾒を統合し新たな技術開発を⽬指す「医⼯連携」や⼈⼯知能(AI)を備えたロボット研究など、分野横断型の学びを展開してまいります。

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