2024年7月13日(土)、経済学部・経営学部1回生540名が必修科目「アカデミックスキル」で2学部合同の「学修成果報告会」を実施しました。
この授業は、大学で学び、社会で活躍していくために必要な基本的なスキルの修得を目的としており、「学修成果報告会」はその学びの成果をポスターセッション形式でプレゼンテーションする場と位置づけられています。
学生たちは授業内で個人研究や共同研究に取り組み、マーケティングや商品戦略、デジタル技術の発展に関すること、スポーツやサブカルチャー、エンターテイメント、観光などによる経済効果など関心のあることをテーマに選びました。そして、それぞれが調査を進めて情報を共有し、分析を行い、発表に備えました。この授業を通じて主体的に学ぶ意欲を高め、情報リテラシー、コミュニケーションスキル、プレゼンテーションスキルを高めることができました。
発表当日は、4~6名が1グループとなり、計112グループがそれぞれの研究テーマに基づきポスターセッションを行いました。1セッション15分で、発表・質疑応答を行い、4セッションを実施。自身が発表担当でない時間は、ほかのグループの発表を見学し活発な意見交換を通して、多様なテーマについて学びあいました。
参加した学生たちは 「発表は、授業とは違う緊張感があり、とても貴重な経験となった。これからの学修に活かしていきたい」「発表を聞いてくれた学生から、わかりやすかった、勉強になったというコメントをもらい、やりがいを感じた」と感想を述べました。
科目コーディネータの下門直人講師は「この学修成果報告会は、学部やクラスの枠を超え、学生が相互に学びあい、コミュニケーションを取れる関係を築くことを目的の一つとして毎年開催しています。学生にとって、普段接する機会が少ない他学部や他クラスの学生の報告を聞くことで、自分とは異なる視点や問題意識を学ぶ機会にもなっています。この報告会の準備や参加の経験が、工・経済・経営学部の1回生が社会的課題の解決に取り組む 、3学部合同の後期科目『プロジェクトマネジメントⅠ』に繋がっていくことを期待しています」と述べられました。
<テーマ例>
・ミスタードーナツの戦略 ~人々にどのように喜びのタネをまくのか~
・Myers-Briggs Type Indicator
・ガリガリ君のマーケティング
・アニメがもたらす経済効果
・持続可能な都市づくり エコリノベーションと空き店舗活用
・Z世代が世間に流行させたもの
・外国人観光客が興味を持つのは衣・食・住のどの店か~新京極商店街編~
・サンリオは経済を救う