2025年5月13日、画家・小森隼人氏を招いて、講演会とライブペインティングを開催しました。この企画は、経済学部・経営学部の2回生が合同で受講する「プロジェクトマネジメントⅡ」(谷口みゆき准教授クラス)の一環として実施されたものです。
本クラスでは、人々がアートに親しむ機会の創出や促進、アートを取り巻く課題をビジネスによって解決することをテーマとしています。学生は、①クライアントである画家と画商に対する課題のヒアリング、②潜在的消費者にアンケート調査を実施、③調査データの分析結果から解決策を提案、という3つのプロセスを通じて、実践的にコンサルティングの手法を学びます。また、チームに分かれ、クライアントに対して最適な経営・マーケティング戦略を提案することをめざします。
今回の講演では、「画家の生活とrealismの諸相」をテーマに、小森氏より写実絵画のジャンルや背景、画家としての半生とライフワークバランスなどについて講話いただきました。さらにライブペインティングでは、作品制作の様子を間近で見ることで、画家が描こうとしている世界観や小森氏が思い描く絵画教室のイメージを直感的に理解することができました。この体験を踏まえ、今後は各自で調査・データ分析をしながら、より効果的なマーケティング戦略の提案を模索していきます。
最終回の授業では、コンペ形式でプレゼンテーションを実施し、クライアントの要望に最も合致した提案を行った最優秀チームが表彰される予定です。谷口准教授は「学生のみなさんには、失敗を恐れず、自由な発想でデータ分析プロジェクトを遂行していくことを期待しています」と述べています。
講演会の様子
ライブペインティングの様子