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本学工学部 建設デザイン学科が、京都市および社会福祉法人京都福祉サービス協会が主導する「ダンチとフクシのミライをデザインする~8大学連携プロジェクト~」に参加しました。
本プロジェクトは、山科・醍醐地域の市営住宅の空き住戸(8戸)を対象に、市内8大学(京都橘大学/京都工芸繊維大学/京都市立芸術大学/京都女子大学/京都精華大学/京都大学/京都美術工芸大学/京都府立大学)が連携し、各大学の学生・教授による特色あふれる住戸改修を通じて団地の活性化を推進する取り組みです。
本学は、伏見区醍醐にある醍醐中山団地の1住戸を担当し、設計提案および改修に取り組みました。
設計にあたっては、建築デザイン学科・松本正富教授と平井良祐専任講師の指導のもと、松本ゼミの学生9名とTAP(Tachibana Architecture Project)の有志学生5名が共同でアイデアを出し合い、基本設計を進めました。
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改修前の団地の様子
2025年6月22日(日)には、キャンパスプラザ京都にて「住戸リノベーションプラン報告会」が開催され、参加大学の教員・学生、関係団体、京都市関係者が一堂に会しました。
本学の学生も設計プランを発表し、他大学の学生や実務者からの講評を受けることで、設計の実現性や社会的意義について理解を深める機会となりました。

その後、2025年11月から工事が開始されました。現場では、学生が現場監督や職人と積極的にコミュニケーションを取りながら、住戸内部の解体後、予算の範囲内で計画の見直しを行い、工事を進めていきました。
実務設計の難しさを実感するとともに、現場の関係者と連携しながら、自らの設計がかたちになっていく過程を体感するなど、学生にとって貴重な学びの機会となりました。


2026年2月28日(土)には、リノベーション住戸の完成に伴い「リノベーション住戸完成式典・内覧会」が開催されました。式典では、本プロジェクトの主催者である京都福祉サービス協会 宮路理事長と、京都市の松井市長による挨拶が行われました。続いて、本学が担当した住戸について、学生が来場者に向けて改修のポイントや工夫した点を説明しました。




本住戸では、入居する福祉職員2名の暮らし方を想定し、間取りを見直しました。各個室にくつろぎの機能も持たせることで、プライバシーを保ちながら、それぞれの時間を大切にできる住まいとしています。若手福祉職員が限られた住空間の中でも快適に暮らせる、新たな住まい方の提案となっています。
既存の構造や仕上げの一部を活かすことで、コストに配慮しながら団地の雰囲気を引き継いだ住空間とし、多くの関係者から関心と評価の声が寄せられました。


本学では今後も、地域社会と連携した実践的な教育・研究活動を通して、社会課題の解決に貢献できる人材の育成に取り組んでまいります。
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