【臨床工学科】「医工連携特別講演会」を開催しました

 2026年5月27日(水)、臨床工学科1回生を対象に「医工連携特別講演会」を開催しました。本講演会は「医工連携と臨床工学」(担当教員:中村亮一教授)の授業の一環として企画されたものです。

 講師には、吉田哲也氏(神戸市立医療センター中央市民病院 臨床研究推進センタープロジェクト推進部 部長代行/プロジェクトマネージャー、臨床工学技士)をお招きし、「アンメットメディカルニーズとニーズ探索・臨床工学技士のキャリア」をテーマにご講演いただきました。

 吉田氏は、臨床工学技士としての病院での臨床業務と、経済産業省・神戸医療産業都市推進機構・日本医療研究開発機構(AMED)での行政業務のご経歴を有し、医療機器開発のプレーヤーおよびサポーターとしての豊富なご経験をお持ちです。
 講演では、特に医療機器開発のスタートとなるニーズ(要望)の位置付け、その探索方法、整理と評価についてクイズを交えながらわかりやすく解説されました。さらに、ニーズに基づく医療機器アイデアの出し方や、実際に吉田氏が開発に関わった医療機器製品の事例についても丁寧にご紹介いただきました。

 まだ大学に入学して約2か月で医療機器・臨床工学について学び始めたばかりの1回生ですが、高度な内容ながら実例を含めたわかりやすい吉田氏の講演を熱心に聴講していました。講演後には「医療機器開発に取り組むために必要な能力は何か」「アイデアからまず試作してみる時に、手近なもので作ってみることとのほかに新たな技術開発なども必要か」「開発に成功した機器はどれくらいのビジネス的な成功につながったか」など活発な質疑が行われました。

 講演後のアンケートでも「ニーズとウォンツとアイデアの混同を実感できた」「臨床工学技士になることにおいて必要な思考力が実感できた」「医療機器開発に興味を持つことが出来た」「今回理解が難しかったところがわかるよう今後勉強を頑張っていきたい」などの感想が見られ、知識の習得だけでなく今後の修学姿勢やキャリアの考え方にも資する講演をいただけました。

 本学臨床工学科では、初年次から臨床工学・医療機器開発に関心を持ち、将来のキャリアを考えることのできる学修体制を構築しています。学内の教員・施設に加え学外の有識者等の協力のもと、多様なキャリアを志向できる「機器開発のできる臨床工学技士」の養成に向け、今後もさまざまな教育機会を積極的に提供していきます。

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