2026年7月8日(水)、経済学部、経営学部、工学部の2回生23名が専門科目「プロジェクトマネジメント」の一環で、株式会社王将フードサービス本社(京都市山科区)にて代表取締役社長 渡邊直人氏へ、新メニューや来店促進施策についてのプレゼンテーションを行いました。
「プロジェクトマネジメント」は、実際の社会課題や企業課題に対し、3学部の学生混合チームで調査・分析・解決策の立案・提案を行う実践的な演習科目です。581名の学生が120チームに分かれてプロジェクトに取り組み、今年度は初めて「餃子の王将」を展開する株式会社王将フードサービスとの連携プロジェクトが実施されました。授業では、同社から3つのテーマが提示され、学内での事前選考により選出された6チームが渡邊社長へのプレゼンテーションに臨みました。
■ 株式会社王将フードサービスから提示されたテーマ
[テーマ①]大学生のニーズをとらえた新メニューを考案し、魅力を最大化するための販売企画
[テーマ②]高校生・大学生アルバイトがモチベーション高く、長く働くための具体的な仕組み
[テーマ③]ファミリー層(5~10歳の子どもがいる家族)の来店を促進するキャンペーン企画
『大学生のニーズをとらえた新メニュー考案施策』では、一皿に4か国の魅力をつめこみ、SNSとの連動キャンペーンによる販売企画を考案した「大学生にこそたべてほしい餃子」と、健康志向メニューの充実が新規顧客層を開拓し、「餃子の王将」のニーズ拡大をねらう「蒸してヘルシーぶりぶりエビ餃子」が提案されました。
また、『学生アルバイトの成長や継続を促す施策』では、学生アルバイト同士が互いの良い点を推薦し合い、モチベーション向上やコミュニケーション活性化につながるよう考案した「お互いさまポイント制度」と、学生が重視する収入と成長の実現を支える「学生ランクアップ制度」についてプレゼンテーションが行われました。
そして、『ファミリー層の来店促進をめざす施策』では、地域の小学4年生に新メニューを考えてもらい、子どもを起点にその家族が来店する機会を創出する施策「餃子の王将に行こう!」、子どもがまた来たいと思える動機づけとなるよう、食材に触れ五感を刺激し、自分で作る達成感を通じた食育企画として「子ども餃子作り体験」が発表されました。
■ 6チームのプレゼンテーションについて
[テーマ①]大学生のニーズをとらえた新メニューを考案し、魅力を最大化するための販売企画
(1)チーム名:ナインズ
・経済学部 経済学科 2回生 藤井晟那さん
・経済学部 経済学科 2回生 高阪優悟さん
・経済学部 経済学科 2回生 中川優花さん
・経営学部 経営学科 2回生 早川芽依さん
提案名称:『大学生にこそたべてほしい餃子』
提案概要:
「キーマカレー(インド)」「ラザニア(イタリア)」「タコス(メキシコ)」「八つ橋(日本)」の4か国の魅力を1皿に詰め込んだ『ワールド餃子フェス定食』

(2)チーム名:チーム上海
・経営学部 経営学科 2回生 江藤彩七さん
・経済学部 経済学科 2回生 小崎颯斗さん
・経営学部 経営学科 2回生 西谷蓮翔さん
提案名称:『蒸してヘルシーぶりぶりエビ餃子』
提案概要:
健康志向や流行に敏感な大学生に向けた「ヘルシーさを突き詰めた新メニュー」
[テーマ②]高校生・大学生アルバイトがモチベーション高く、長く働くための具体的な仕組み
(3)チーム名:水色
・工学部 情報工学科 2回生 アウンミャットウさん
・経営学部 経営学科 2回生 青木相馬さん
・経済学部 経済学科 2回生 内藤茉奈さん
提案名称:『お互いさまポイント制度』
提案概要:
アルバイト同士が互いの良い点を推薦し合う制度
(4)チーム名:ライス
・経営学部 経営学科 2回生 安田砂那さん
・経営学部 経営学科 2回生 中川渉さん
・経済学部 経済学科 2回生 富田遼さん
・経済学部 経済学科 2回生 里内唯純さん
提案名称:
『学生アルバイトのモチベーション向上と長期勤務の実現』
提案概要:
「餃子の王将」で導入されている制度を土台に、働く高校生・大学生アルバイトの長期勤務へとつながる制度
[テーマ③]ファミリー層(5~10歳の子どもがいる家族)の来店を促進するキャンペーン企画
(5)チーム名:チーム猫
・経営学部 経営学科 2回生 粟津太陽さん
・経営学部 経営学科 2回生 竹井優思さん
・経済学部 経済学科 2回生 佐藤来春さん
・経済学部 経済学科 2回生 長谷川逢貴さん
・経済学部 経済学科 2回生 小寺杜季冶さん
・経営学部 経営学科 2回生 保井彩玖さん
提案名称:『餃子の王将に行こう!』
提案概要:
地域の小学校と連携し、長期休みの宿題として「小学4年生に王将の新メニューを考えてもらう」企画

(6)チーム名:極王炒飯セット
・経営学部 経営学科 2回生 高田沙耶さん
・経営学部 経営学科 2回生 天野太陽さん
・経済学部 経済学科 2回生 西川勇大さん
提案名称:『子ども餃子作り体験』
提案概要:
来店スタンプを集めたファミリーを対象として、子どもがまた来たいと思える動機付けとなるよう、食材に触れ五感を刺激し、自分で作る達成感を通じた食育企画

審査は同社の渡邊直人社長、執行役員の長橋英樹氏、営業企画課の海田詩織氏により行われ、各チームは緊張の面持ちでプレゼンテーションを行いました。プレゼンテーション終了後には、渡邊社長から質疑応答および各チームへの講評をいただきました。日本を代表する企業のトップから直接アドバイスをいただき、学生たちは真剣な眼差しで耳を傾けていました。


全チームのプレゼンテーションが終了後、第1位から第3位までの入賞チームの表彰式を実施しました。
■第1位
チーム名:水色
【提案名称】
お互いさまポイント制度
【提案概要】
アルバイト同士が互いの良い点を推薦し合う制度
【渡邊社長の講評】
アルバイトの人たちが気持ちよく働けるために成長実感や人間関係に着目しており、制度自体が実用的かつよく練られていました。明日からでも活用できる水準の提案でした。

【1位受賞コメント】水色チーム代表:工学部情報工学科2回生 アウン ミャッ トウさん
今回、1位の評価をいただきとても嬉しく思います。私はもともと問題解決の方法を考えることが好きで、今回の提案も実際の店舗で活用できる実用的な制度を目指してチーム一丸となって考え抜きました。ミャンマーから日本に来て2年半、敬語をはじめとする日本の文化や価値観に最初は不慣れでしたが、今では日本独自の礼儀やコミュニケーションを理解し、今回のプロジェクトに活かすことができたと感じています。情報工学科でデータ分析やプログラミングのスキルを学び続け、身近な課題を解決できるようなシステムやサービスを作ることに今後挑戦していきたいと思います。
■第2位
チーム名:チーム上海
【提案名称】
蒸してヘルシーぶりぶりエビ餃子
【提案概要】
健康志向や流行に敏感な大学生に向けた「ヘルシーさを突き詰めた新メニュー」
【渡邊社長の講評】
決算資料から平均原価率を読み解きコスト計算がされているなど、非常によく調べられていたと思います。健康志向により新たな顧客層の開拓にも期待ができる内容でした。

■第3位
チーム名:チーム猫
【提案名称】
餃子の王将へ行こう!
【提案概要】
地域の小学校と連携し、長期休みの宿題として「小学4年生に王将の新メニューを考えてもらう」企画
【渡邊社長の講評】
お客様にどうしたら餃子の王将のことを考えてもらえるか、よく考えられた提案でした。施策の当事者となる小学生にも聴き取りを行っており、お子さんを起点にご家族にも来店してもらうための施策として説得力を感じられる内容でした。

表彰式終了後、株式会社王将フードサービス 渡邊社長より今回のプレゼンテーションに対して総評をいただきました。
6チームのプレゼンテーションは「活用できるところは明日からでも活用したい」と思うほど、具体的で実用的な提案でした。お客様に貢献し幸せになってもらうためのメニュー案や、アルバイトの人たちが「明るく楽しく」働くための方法など、今回のテーマに沿った多くのアイデアを出してくれたと思います。企業を経営するにあたっては、ビジネスとして利益を出すことも大事ですが、それ以上に「何のためにやるのか」、つまりお客様に幸せになってもらいたいという気持ちが重要です。今回のプレゼンで皆さんが見せてくれた「誰かのために」という熱意、精神を忘れないでほしいと思います。