2026年7月28日(火)、京都橘大学にて、経済学部・経営学部・工学部の2回生24名が専門教育科目「プロジェクトマネジメント」の一環で、山科区長・山口ひかり氏へ「地域の担い手不足解消、空き住宅・地域資源活用」についてのプレゼンテーションを行いました。
「プロジェクトマネジメント」は、実際の社会課題や企業課題に対し、3学部の学生混合チームで調査・分析・解決策の立案・提案を行う実践的な演習科目です。今年度は581名の学生が120チームに分かれてプロジェクトに取り組みました。授業では、山科区役所地域力推進室から3つのテーマが提示され、学内での事前選考により選出された5チームが山科区長へのプレゼンテーションに臨みました。
■山科区役所から提示されたテーマ
テーマ(1):「地域の担い手不足解消」や「若い世代の地域活動への参加促進」のために、多様な主体が無理なく関われる持続的な地域活動の仕組み
テーマ(2):山科区に魅力的な居場所(空間)を創出するため、空き家・一軒家・マンション・公営の団地など、既に山科にある空き住宅等の活用策
テーマ(3):山科区の観光地としての魅力向上のため、地域資源を活用した観光振興の取組
『地域の担い手不足解消施策』では、こども食堂ボランティアの活動記録をポイント制度と組み合わせ、若い世代の地域活動参加を促進する「活動記録×ボランティア参加制度」が提案されました。
また、『空き住宅の活用施策』では、空き家を学童保育施設に転用し、高齢者が見守ることでこどもが安心して過ごせる居場所を提供する「シニアヒーローズ」と、空き家を改装し、本の閲覧・交流スペースとカフェを組み合わせた地域交流拠点を創出する「本と人がつながる家」についてプレゼンテーションが行われました。
そして、『地域資源を活用した観光振興施策』では、山科の自然を活かしたフォトスポットを整備し、世代を超えた交流の場を創出する「山科フォトハイク~自然と笑顔をつなぐフォトスポット~」、周遊しやすい観光地としての魅力を向上させるため、山科の観光に特化したツアーサイトを実装する「このサイトで完結?日帰り山科旅」が発表されました。
学生チーム(1)
テーマ:活動記録×ボランティア参加制度
学生チーム(3)
テーマ:本と人がつながる家―空き家を活かした「本・カフェ・交流」の地域拠点―

学生チーム(5)
テーマ:このサイトで完結?日帰り山科旅
学生チーム(2)
テーマ:シニアヒーローズ
学生チーム(4)
テーマ:山科フォトハイク~自然と笑顔をつなぐフォトスポット~
各チーム講評の様子
全チームのプレゼンテーション終了後、山口氏より総評をいただきました。
■山科区長・山口ひかり氏 総評
どの発表も非常に熱がこもっており、学生ならではの感性に加え、皆さんが日常で感じていること、リアルな声が反映された素晴らしい提案でした。行政だけでは解決できない複雑な課題に対し、異なる学部の皆さんが協力し、分野横断的な視点で挑んでくれたことは私たちにとっても大きなヒントになります。地域の課題に真剣に向き合った経験は、必ず皆さんの今後の成長につながるはずです。
2026年に分区50周年を迎える山科区を、これからも皆さんの若い力で一緒に盛り上げていけることを期待しています。今回の提案をきっかけに、ぜひ今後も様々な形で地域に関わり続けてくれることを期待しています。
山科区長・山口ひかり氏の総評

山科区役所の皆様と参加者の記念撮影
学部の垣根を越えた混成チームでの議論や、山科区長への直接提案という貴重な実践の場を通じて、学生たちは専門知識を融合させ課題に挑む難しさと、マネジメント能力や多角的な視点を持つことの重要性を学ぶ機会となりました。