【経済学科】京都のオーバーツーリズムを研究する谷口ゼミの4回生が亀岡市でインタビュー調査を実施

 2026年6月12日(金)、経済学部経済学科 谷口みゆき准教授のゼミに所属する4回生12名が、インタビュー調査のため、亀岡市役所を訪問しました。

亀岡市役所にて

 谷口ゼミでは、京都市が抱えるオーバーツーリズム問題をテーマに、ゼミで共同研究に取り組んでいます。昨年度は、京都市内で特に観光客や参拝者が集中する二条城と清水寺でのフィールドワークを実施しました。また、京都市産業観光局から提供を受けた令和5年(2023年)「京都観光総合調査」の個票データの独自分析から、京都における訪日観光客の動向把握や課題解決に向けた視点を得ました。

 今年度は、昨年度の調査で得られた知見を踏まえ、京都の中でも訪日観光客の多い亀岡市へとフィールドを広げて調査を実施しました。調査を通じてデータ収集・分析の手法を学ぶとともに、科学的根拠に基づいて地域課題の解決策を提案する力を養うことを目的としています。
 調査では、まず外国人観光客の訪問先として人気を集める亀岡市で「なぜ亀岡市は訪日外国人観光客から支持されているのか」について、亀岡市役所商工観光課の担当職員へのインタビュー調査を行いました。

インタビューに応じていただいた亀岡市商工観光課の沼田 諒氏

 インタビュー後は、京都市右京区嵐山にある「竹林の小径」を訪れ、オーバーツーリズムによる観光公害の現状を視察しました。現地では、竹への落書きや混雑対策の状況などを確認し、データ分析だけでは把握できない現場の課題について理解を深めました。実際に現地を訪れることで、統計データと現場の状況を結び付けながら、多面的に地域課題を考察する機会となりました。

担当教員のコメント 経済学部経済学科 谷口みゆき准教授】
 今回の調査は、京都のオーバーツーリズム問題について、亀岡市役所職員の視点から学ぶことができる貴重な機会となりました。インタビューでは、観光統計には回答者の偏りが生じる可能性があることをご指摘いただき、学生たちは母集団と標本の違いを踏まえて分析結果を見直す必要性を学びました。データを読み解くだけでなく、その背景まで考える姿勢を身に付けることができたと思います。また、公務員や観光業界を志望する学生にとっても、行政の現場を知る貴重な経験となり、将来の進路にもつながる学びとなりました。

前回の記事はこちら
「谷口ゼミの3回生が二条城・清水寺でフィールドワークを実施」

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