【健康科学研究科】卒業生の徳田杏乃さんが第75回日本医学検査学会で特別奨励賞を受賞

 2026年9月25日(金)から27日(日)に幕張メッセで開催された「第75回日本医学検査学会」において、本学大学院健康科学研究科の中村研究室を修了し、現在、京都府立医科大学附属病院に勤務する徳田杏乃さんが、日臨技学術奨励賞「特別奨励賞」を受賞しました。

第75回日本医学検査学会 大会長 長沢光章先生(日本臨床衛生検査技師会会長)との記念写真

 日本医学検査学会は、臨床検査に関する研究成果や最新の検査技術、医療現場における取り組みなどが幅広く発表される、臨床検査分野を代表する学術集会です。特別奨励賞は、将来の臨床検査分野を担う若手臨床検査技師による優れた研究を顕彰し、今後の研究活動を奨励する賞です。

 徳田さんの受賞演題は、「DSTM法によるESBL及びMBL産生腸内細菌目細菌の迅速薬剤感受性検査の検討」です。本研究は、大学院在学中に取り組んだ研究成果であり、血液培養陽性検体から迅速に薬剤感受性を判定するDSTM法について、その臨床応用の可能性を検討したものです。

 選考では、研究デザインが実践性と応用性に優れていることが高く評価されました。また、従来法との平均一致率92.3%、特にカルバペネム系抗菌薬では100%という高い一致率を示したことから、迅速薬剤感受性検査としての臨床的意義が高い研究であると評価されました。
 さらに、単に良好な成績を示すだけでなく、誤判定例についても詳細に考察し、検査法の改善点にまで踏み込んでいる点も評価されました。こうした研究への取り組みが、若手研究者による研究として論理性と今後の発展性を兼ね備えていると認められ、今回の特別奨励賞の受賞につながりました。

 本研究の成果は、薬剤耐性菌による感染症に対する迅速かつ適切な抗菌薬選択を支援し、臨床微生物検査のさらなる迅速化につながることが期待されます。今回の受賞を契機として、徳田さんの今後ますますの活躍と、中村研究室における迅速薬剤感受性検査研究のさらなる発展が期待されます。

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