10月31日(土)、公開講座「生成AI×著作権-アニメの現場を参考に『声の著作権』を考える-」(コーディネーター:倉田宜典教授)の第3回を開催しました。
本講座は、幅広い世代に親しまれている「アニメ」を題材に、生成AIと著作権、創作活動との関係について考えることを目的としています。各回には、声優、弁護士、AI音声技術開発者、コンテンツプロデューサーなど、異なる立場で生成AIや創作活動に向き合う著名なゲストスピーカーが登壇。生成AIによる声の模倣という観点から、声優の声や表現をどのように守り、AIと共存していくのかを、アニメ産業の現場を通じて多面的に探ります。
第3回の講師には、ニューラルグループ株式会社 取締役の山本正晃さんをお迎えし、「タレントビジネスとAIの共存に向けて」をテーマにご講演いただきました。

講演では、AI・最先端技術の社会実装に携わってきた経験をもとに、AIの進化によって生まれた新たなビジネスの動向や、今後の可能性についてご紹介いただきました。
冒頭では、タレントビジネスを取り巻く環境の変化を踏まえ、新しいタレントマネジメントの方向性や、タレント会社に求められる役割についてお話しいただきました。新たな取り組みとして、AIを活用することでコストを抑えながら、リアルタイム翻訳を通じて海外市場への展開を目指す事例も取り上げられました。
また、音声AIを活用した対話型パートナーサービスや、立体的な映像表現を可能にする空間再現ディスプレイなど、音声や映像に関する先端技術の活用事例も取り上げられました。日常生活やエンターテインメント分野など、私たちの身近な場面にも広がるAI活用の可能性についてお話しいただきました。

これらの事例を通じて、AIによって生まれる新たな事業や、AIよって今後無くなってい事業について考える機会となりました。
講演後半では、山本正晃さんが取締役を務めるニューラルグループ株式会社の事業内容や具体的な業務についても紹介されました。LEDビジョンを活用した映像の制作・配信や、ホームページの更新、動画・イラストの制作など、幅広い業務におけるAI技術の活用についてお話しいただきました。


最後に講演のまとめとして、AIの進化は、エンターテインメントや制作の現場に新たなビジネスや表現の可能性をもたらす一方、著作権などの権利関係やコンプライアンスへの配慮も欠かせないことが示されました。また、AIの社会実装はまだ発展途上にあり、今後の変化を見据えながら、自ら考え、適切に活用していくことの重要性についても語られました。
AI技術の進展によってタレントを取り巻くビジネスや表現のあり方がどのように変化していくのか、そしてAIと人が共存するこれからの社会について考える貴重な機会となりました。

本講座は、全6回の開催を予定しています。
第4回以降の講座詳細とお申込みはこちら
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第4回 |
日 時:2026年11月21日(土) 13:20~15:00 講 師:甲斐田 裕子(声優)、咲野 俊介(声優)、田邉 幸太郎(弁護士) テーマ:【AIと声(2)】「魂を吹き込む―声優という仕事とAI」 |
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第5回 |
日 時:2026年11月28日(土) 13:20~15:00 講 師:久保 雅一(声の保護と多言語化協会 代表理事/ (株)area358 代表 取締役社長) テーマ:【AIと声(3)】「AIとの共存の可能性―多言語化が生む未来」 |
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第6回 |
日 時:2026年12月12日(土) 13:20~15:00 講 師:井手口 悦久(EDENA株式会社 代表取締役CEO/ 株式会社セント・フォースプロデューサー) テーマ:【AIとタレント(2)】アナウンサーとAIの共存に向けて |