2014年度「臨床心理セミナー」第1回目を開催!

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7月12日(土)、2014年度「臨床心理セミナー」第1回目が開催されました。
このセミナーは、臨床心理士をはじめその周辺領域で活躍されている方々を対象としており、臨床心理に関わるさまざまな分野について学ぶことができます。
第1回目のテーマは『フォーカシング』。これは、身体感覚を通して自己の気づきを促し、心を癒していくための方法です。体験を通してフォーカシングを理解してもらうために、いくつかのワークが行われました。
フォーカシングは、自身の身体で感じられる感覚(フェルトセンス)を頼りに進めていきます。
参加者がその感覚に気づくためのワークとして、腕の力を抜く『脱力のワーク』を最初に行いました。少しのことで身体に力が入ってしまうことを感じることで、「自分の身体が思いがけず、少しのことでも反応しているということが理解できた」という感想が聞かれました。
この導入のワークの後、身体で感じられる感覚を頼りに、居心地の良い対人的な距離感を見つける『距離のワーク』や、『線のワーク』『EXPスケールを用いたワーク』『体験過程流コラージュワーク』などを行いました。これらを通して学んだフォーカシングのエッセンスが、参加者の日常生活や臨床活動の一助となれば幸いです。


臨床心理の領域で活躍されている方を対象としたセミナーは、今年度あと3回開催されます。
・9月27日「臨床心理士である前に」(松下准教授)
・10月4日「ゲシュタルト療法入門」(中西教授)
・12月6日「精神分析的心理療法入門」(ジェイムス准教授)

参加費は1回3,000円です。今後とも多くの方のご参加をお待ちしております。

 

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