水中考古学を牽引する研究者・山舩晃太郎氏 / 海底の戦跡考古学のスペシャリスト・石井周氏による学術講演会を開催

 京都橘大学では、水中考古学者で本学客員教授・合同会社アパラティス代表・山舩晃太郎氏と京都大学東南アジア地域研究研究所・特定研究員・石井周氏を講師に迎え、学術講演会を開催します。この講演会は京都橘大学文学部歴史遺産学科が第一線で活躍する研究者をお招きし、毎年開催しているものです。

 遺跡の保存と継承は、現在の歴史研究において大きな課題となっています。今回は特に水中の戦争遺跡について取り上げます。水中考古学のパイオニアであり世界で活躍されている山舩氏と京都大学東南アジア地域研究研究所の特定研究員の石井氏に、「水中の戦争遺跡-保護と継承-」についてお話いただきます。

日時:20251217() ※受付開始 14:30から

  1. 15:20~16:20 山舩 晃太郎 氏
    「戦後100年へ向けた水中戦跡の保存と継承」
  2. 16:35~17:35 石井 周 氏
    「ソロモン諸島の海底戦争遺跡:ノーチラス号による調査とその舞台裏 
  3. 17:5018:45 パネルディスカッション
           コーディネーター 南 健太郎(本学文学部歴史遺産学科准教授) 
           パネラー 山舩 晃太郎 氏 / 石井 周 氏

会場:京都橘大学 清風館 5階 9501教室

講師:山舩晃太郎 氏(水中考古学者/京都橘大学 客員教授/合同会社アパラティス代表)
   石井周 氏(京都大学東南アジア地域研究研究所 相関地域研究部門 特定研究員)

主催:京都橘大学 文学部 歴史遺産学科

定員:先着50名 ※事前予約制、参加費無料

対象:一般の方、学生、企業関係者など、どなたでも参加可能

申込方法:以下URLまたはQRコードからお申込みください。
     申込みURLhttps://forms.office.com/r/qkQggtZCuF
     ※受付期間:2025年12月16日(火)12:00まで(定員到達次第、締切ります)

その他:おひとり様1度、1名の受付となります。
 申込受付後、受理確認メールを送付いたします。
 講演会当日、受理確認メールを確認させていただく場合がございます。その際はご提示をお願いします。
 1度に複数名の申し込みなど不備がある場合は、キャンセルとなります(申し込み受理メール送付後であっても、申込み時にご登録いただいたメールアドレスに申し込みキャンセルのご連絡をいたします)。


【講師プロフィール】
・山舩 晃太郎(やまふね こうたろう)
1984年生まれ。水中考古学者。法政大学文学部を卒業後、テキサスA&M大学大学院で船舶考古学を専攻し、2016年に博士号を取得。水中考古学とデジタル技術を融合させ、沈没船や港湾遺構を対象に、フォトグラメトリや3Dモデリングを活用し、海底に眠る文化遺産の構造や歴史的背景を精緻に再現する手法を開発。太平洋島しょ部を中心に国際的な調査プロジェクトに参加し、文化遺産の保護と活用に向けた新しい視点を提示している。

・石井 周(いしい ひろし)
京都大学東南アジア研究所を拠点に、水中考古学・海事考古学の分野で国際的に活動。太平洋島しょ部の沈没船や港湾遺構を対象に、戦争遺産や文化景観の歴史的意義を探究し、現地コミュニティとの協働を重視した保護・活用の方法を提案。近年は、海洋科学と考古学を融合したアプローチで、過去の海域利用や港湾の立地条件を再構築する研究にも取り組んでいる。

<注意事項>
自家用車、バイク等でのご来場はできません。公共交通機関等をご利用ください。
台風等自然災害や感染症等の影響により、中止や変更が生じる可能性があります。情報は申し込み時にご登録いただいたメールアドレスへお送りいたします。
撮影、録音はお断りいたします。携帯電話の電源はOFFでお願いいたします。

<個人情報の取り扱いについて>
申し込みに際しご提供いただいた個人情報は、京都橘大学が適切な方法で管理し、法令上の理由など特段の事情がない限り、申し込み者の同意なしに第三者への開示・提供はいたしません。

<お問い合わせ先>
京都橘大学 歴史遺産学科
E-mail:hu_cu@tachibana-u.ac.jp

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