経営学部の西野毅朗准教授による著書が、大学教育学会より「JACUEセレクション2023」に認定されました

 この度、一般社団法人大学教育学会より、「JACUEセレクション2023」が発表され、経営学部の西野毅朗准教授による『日本のゼミナール教育』(玉川大学出版部)が受賞されました。「JACUEセレクション2023」は、大学教育の改革に関して、その現代化を推し進めるとともに、本来的な人間形成機能の再生をめざすという大学教育学会の目的に基づき優れた書籍を認定するものです。

【関連リンク】
JACUEセレクション認定図書 (大学教育学会)

(以下 大学教育学会サイトより)

◇JACUEセレクションについて
 大学教育の改革に関して、その現代化を推し進めるとともに、本来的な人間形成機能の再生をめざすという大学教育学会の目的に基づき、出版社等から応募のあった書籍から優れたものを選定し、「JACUEセレクション」として広く紹介することを通して、各大学の大学教育改革、効果的な大学教育実践を支援することを目的としています。

◇選定理由(抜粋
   本書は著者の博士論文を大幅に加筆修正して刊行されたものである。日本の大学教育の特徴とされてきたゼミナール教育(初年次、専門基礎、専門)のうち、人文・社会科学領域の専門ゼミナール教育に焦点を当て、学習成果の修得と共同体の形成という両側面から、その実態と課題を明らかにすることに成功している。方法としては、歴史的研究、量的研究、質的研究が組み合わせられている。コロナ禍での遠隔ゼミナールの実態にも言及している点や、ゼミナール教育分析を総括しての示唆、提言により想定される読者である高等教育関係者それぞれにも考えさせる構成となっている点は優れている。本書の成果はすでに、中央教育審議会大学分科会「学修者本位の大学教育の実現に向けた今後の振興方策について(審議まとめ)」(2023年3月発出予定)でも引用されており、今後の大学教育の政策・実践に大きな影響を与えることが期待できる。

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