
経済学科
経済学科が2専攻制に進化
2026年4⽉、経済学部は経済学科1学科体制から2専攻制(経済学専攻、現代社会専攻)に改組します。既存の経済学科の内容は「経済学専攻」に引き継ぎ、新たにより広い視点から現代社会の現場に深くアプローチする「現代社会専攻」を開設します。
⾼度情報化社会や健康⻑寿社会、都市集中化が進み変化の気配が⾒られる現代社会において、変化に対応した新たな暮らしのあり⽅や社会のしくみを創造できる⼈材を養成します。
専攻紹介

経済学専攻
進路に適した経済学を体系的に学ぶ
現代の経済社会において注⽬される地域経済、医療や社会保障、観光や⽂化などの分野において、多様なアプローチを通じて政策⽴案・提⾔能⼒を磨きます。また、経営学部や⼯学部を中⼼に学部の垣根を越えた学びや、企業・⾃治体等とのプロジェクト、データサイエンスなどの知識とスキルの修得に取り組みます。多様な経済のあり⽅を学べるラーニングコースとして、「⾦融・産業」「地域・国際」「公共経済・政策」「医療・社会保障」「観光・⽂化」 の5コースを設置。広い経済学的視野や先進的情報テクノロジーの活⽤により、社会の新しい豊かさを切り拓ける⼒を⾝につけます。
金融・産業コース
IT の発展に伴い、変化を続ける金融分野や、健康・環境問題で注目される食分野など、成長が期待される産業分野を多様な視点からアプローチします。
近年の経済学の発展を踏まえ、次代を担う人材を育てます。

地域・国際コース
地域の発展と国際社会における経済の役割やあり方について理解を深めます。
また、都市経済や経済開発に関する知識の修得をとおして、国内だけではなくグローバルな領域で活躍できる力を修得します。

公共経済・政策コース
国と地方の財政知識をもとに、公的な領域における経済特有の仕組みを理解し、政策過程や政策評価に関する知見を深めます。
また、地方自治体やNPOといった公共分野で役立つ力も身につけます。

医療・社会保障コース
超高齢社会において、ますます重要性の高まる医療・社会保障分野に関する学びを深めていきます。
診療情報管理の知識や技能など、医療に関わる施設で即戦力として役立つスキルを高めます。

観光・文化コース
スポーツや文化が社会に与える影響や、それらを経済的に支える仕組みを理解します。
今後の日本経済において、より大きな地位を占めていく観光・文化の領域で求められる分析力や発想力を培います。


現代社会専攻
フィールドワークを重視し現代社会にアプローチ
数多くの課題であふれている現代社会に多⾓的な視点から鋭く迫り、従来とは異なる発想で課題の解決を模索することを通じて、広く経済を学びます。フィールドワークを重視するとともに、新たな暮らしや社会をデザインするため、⽇々の⽣活単位である地域社会・コミュニティについて学ぶ「地域社会デザイン領域」、メディアとコンテンツの理解を通じて現代社会のあり⽅と課題解決を探究する「メディア⽂化デザイン領域」、ウェルビーイング向上のため暮らしを取り巻く課題に挑む「ライフデザイン領域」の3領域を設置します。
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01
地域社会デザイン領域
日々の暮らしの基本単位である地域社会やコミュニティについて理解を深めるとともに、観光系の学びを取り入れ、従来とは異なる方法で地域発展や課題解決に挑みます。
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02
メディア⽂化デザイン領域
インターネットやSNSなど私たちの暮らしを変容させてきたメディアとそこでやり取りされるコンテンツについて、その本質や特徴を学び、現代社会における課題を探究します。
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03
ライフデザイン領域
多様性時代に誰もがその人らしく生きることや、それを支える社会制度のあり方について学び、人々のウェルビーイング向上のための課題解決に取り組みます。
現代社会の現場に
深く潜るフィールド探究
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歴史都市京都を歩く!
伝統産業の衰退やオーバーツーリズムなど、歴史都市である京都が抱える課題を、住む人・働く人・訪れる人など多様な視点から探り、解決策を考えます。
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メディア社会に挑む!
写真・動画・音楽・SNS・アート・ラジオ・テレビなど多様なメディアやコンテンツに触れるとともに、実践的な制作や分析によりメディア社会の課題と可能性に迫ります。
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しあわせをデザインする!
現代社会のさまざまな現場を訪ね、歩き、話を聴くことで人々の潜在的なニーズを探り、生き方、働き方、暮らし方など、個々人のしあわせのあり方をデザインすることに挑みます。
両専攻共通の特色
⽂理の垣根を越えた知識を修得する
クロスオーバー教育
総合⼤学のメリットをいかし、⼯学部の情報系科⽬や経営学部・⽂学部の科⽬をクロスオーバー科⽬として配置し、⽂理を越えた知識や技能の修得をめざします。
また、経営学部、⼯学部、総合⼼理学部の学⽣と⼀緒に、企業と連携した課題解決型プロジェクトに取り組みます。
異なる分野の専⾨知識を持ち寄り解決に挑むなかで、経済学の知識を新たな視点でとらえ、これからの豊かな社会づくりに貢献する実践的な⼒を鍛えていきます。
データ・ドリブン思考を磨く
データサイエンス教育
統計学や数学、コンピュータ科学の知識を活⽤し、⼤量のデータから情報や法則を導きだすデータ分析の⼿法を、豊富な情報系科⽬から学び、適切に処理できる⼒を養います。
さらに、⾝につけたデータサイエンスの知識を活⽤して、新たな価値を⽣み出すデータ・ドリブン思考を養います。
データサイエンスを⽤いた市場調査など、社会と連動したプロジェクトに取り組み、データに基づいて課題解決や価値創造を導く⼀連のプロセスを理解・修得することで、ビジネスの最先端に適応する能⼒を培います。