医療系ヒーローズ

「チームで向き合う、命の現場」

命は、 ひとりでは支えられません。
いくつもの専門が重なって、ひとつの命を守っています。

救命の現場では、まずは救急救命が動き、看護、臨床検査、、臨床工学に繋ぎます。そして、それぞれの判断が、次への行動へとつながっていきます。
回復の過程では、理学療法と作業療法が連携し、 患者の「その先の生活」まで見据えて支えていきます。

命を救うことと、暮らしを取り戻すこと。
そのどちらも、医療には欠かせません。

救急救命、看護、臨床(検査・工学)、リハビリテーション。
京都橘大学の医療系では、これらを役割ごとに学ぶだけでなく、
実際の現場を想定した環境の中で、 チームとして機能させる力まで身につけます。

医療で培った力や専門性は、患者の生活と向き合う中で磨かれ、
やがて地域や社会へと広がり、 さまざまな場で人の暮らしを支える力になっていきます。

連携は知識だけでは身につかない。

問いがあり、 技術が支え、 それらを現場でつなげてはじめて、 医療として機能します。

すべてがそろったとき、 はじめて命に届く。

そして―

医療は、 ひとつになる。
単独行動不可。

メディカルフルリンク

ヒーローズラインナップ

奥野 信之
看護学部看護学科 教授

当たり前を見慣れないものとして捉え直す 

▶専門分野
看護教育学、周手術期看護学、重篤・救急看護学

▶研究内容
集中治療室(ICU)において治療中の患者さんが、自らの状況や治療について学び、回復する力を発揮することを支援する看護について研究しています。 

▶「?」の種
患者さんにとっての学びとは? 

▶研究の活きる場
・目標に向かって他者の支援を得ながら勉強(学習する)するとき
・けがや病気から回復するとき
・健康的な生活習慣を身につけるとき 

▶未来への可能性
患者さんが安心して治療に取り組み、自分の力で回復できる、より安全で患者さんに寄り添った医療の実現につながると考えています。 

▶連携で拓く研究の可能性
心理学や教育学、情報科学(AI・ICT)と組み合わせることで、ICU患者さん一人ひとりに合った学びや回復の支援の方法を開発できる可能性があります。 

▶次はキミのターンだ!
あなたは他者をケアすることができますか?

▶My ヒーロー
ネル・ノディングズ(教育哲学者)

人を育むためには、一人ひとりを大切にし、相手の思いや願い、問いに責任を持って応える「応答性」が大切だと説きました。戦争孤児を含む多くの子どもを育てながら、その考えを自らの生き方で体現した人であり、研究者・教育者として尊敬しています。

兒玉 隆之
健康科学部理学療法学科 教授

「脳の声」を聴き、心と体をデザインする

▶専門分野
認知脳科学、神経機能学、リハビリテーション科学、神経生理学、生体医工学

▶研究内容
人が体を動かすときや、何かを感じたときの「脳波」を測定し、脳の活動を分析。そのデータをもとに最適なリハビリや人が感じる心地よさを科学的に解明しています。

▶「?」の種
人の治る力や心地よさは脳のどこでどのように生まれるのか?

▶研究の活きる場
・リハビリ
・ニューロマーケティング
・ものづくり

▶未来への可能性
一人ひとりに合った最適な医療や、人の感覚によりそった心地よい製品が広がる社会の実現につながります。

▶連携で拓く研究の可能性
AIやテクノロジーと組み合わせることで、脳波を読み取って動く機器の開発や、人の感覚を科学して自動で『心地よい』空間を創り出すシステムなど、医療と日常の境界を越えた新しいサービスが生まれます。

▶次はキミのターンだ!
「好き!」の瞬間、脳内ネットワークはどう動く?

▶My ヒーロー
アイアンマン※(トニー・スターク)

自らの頭脳とテクノロジーで人々を救うだけでなく、自ら最先端の技術を社会実装していく姿が、医療から企業との共同開発まで幅広く脳科学を応用していく自分のスタンスと重なるからです。

※マーベル・コミック原作のアメリカンコミック、および関連映像作品に登場する架空のスーパーヒーローです。

原田 瞬
健康科学部作業療法学科 准教授

子どもの可能性を引き出す

▶専門分野
特別支援教育、子ども学、社会福祉学、生活科学

▶研究内容
学校や地域で困りごとを抱える子どもたちを支えるために、作業療法士が教育や保育の現場で果たせる役割やその効果を研究しています。子どもたちが自分らしく学び、成長できる環境づくりを目指しています。

▶「?」の種
すべての子どもが自分らしく学び、成長できる環境は、どうすれば実現できるのだろう?

▶研究の活きる場
・学校での学習や授業への参加
・友達との遊びや集団活動
・子育てや家庭での生活

▶未来への可能性
子どもたち一人ひとりが自分らしく学び、成長できる環境づくりにつながります。

▶連携で拓く研究の可能性
教育学や心理学、ICTと組み合わせることで、子ども一人ひとりに合った学びや成長を支える新しい支援の仕組みをつくることができます。

▶次はキミのターンだ!
すべての子どもが自分らしく学べる学校をつくるために、あなたなら何ができると思いますか?

▶My ヒーロー
ドラゴンクエストの主人公

逆境にもめげずにコツコツとレベルを上げて強大なものに立ち向かっていくところに憧れます。

関根 和弘
健康科学部救急救命学科 教授

修羅場から学び、命をつなぐ

▶専門分野
救急医学、救急救命学、プレホスピタルケア

▶研究内容
救急車が到着する前に行われる心肺蘇生(CPR)やAEDの使われ方、救急隊の活動について研究。「どうすれば一人でも多くの命を救えるか」を、現場のデータや教育、XRシミュレーションなどを用いて探究しています。近年は、へき地・離島における救急医療の研究についても取り組んでいます。

▶「?」の種
「ここ、こうすれば危なくないのになぁ、、」「ここは、こうすると効率的になるなぁ、、」と日々、様々なことを観察している

▶研究の活きる場
・駅や学校のAED
・災害や事故ニュースを見て考える

▶未来への可能性
誰もが「救える側」になれる社会に。救急医療や災害対応の質を高め、安全で安心できる地域づくりに貢献します。

▶連携で拓く研究の可能性
AIやXRと組み合わせることで、よりリアルで効果的な救命教育や災害訓練が可能になります。これにより、次世代の医療教育や救急対応の質の向上につながっていきます。

▶次はキミのターンだ!
あなたは、愛する人を守ることができますか?

▶My ヒーロー
はじめの一歩の鴨川会長

「努力した者がすべて報われるとは限らん。しかし、成功した者はみな努力しておる‼」という名言が心に刺さりました。厳しい現場の中でも努力を積み重ねることの大切さを教えてくれる存在です。

所司 睦文
健康科学部臨床検査学科 教授

脳・神経の謎に挑み、新たな地平へ

▶専門分野
臨床神経生理学、生体検査学、解剖生理学、医用工学、医療情報学

▶研究内容
ヒトの頭を磁気刺激することで発生する筋肉の電位(MEP)の研究や脳波、光トポグラフィ(fNIRS)、視線解析装置等を使ってヒトの学習修得度を客観的に計測・評価する方法に関する研究を行っています。

▶「?」の種
ヒトの学習能力は脳のどこから生まれ、どう活かせるのか?

▶研究の活きる場
・学校での学び
・スポーツの技術向上・修得
・機器の操作・修得

▶未来への可能性
ヒトの知的または身体的能力を高め、有効に活用する術を発見したいです。

▶連携で拓く研究の可能性
AIと組み合わせることで、さまざまな脳・神経機能評価を効率的に行うことが可能です。
また、BMI (Brain Machine Interface)と組み合わせることで、人間の能力を拡張する技術を獲得できるかも知れません。

▶次はキミのターンだ!
脳に興味がありますか?

▶My ヒーロー
科学特捜隊

1966年に放送された特撮テレビ番組ウルトラマンに登場する怪獣や宇宙人による異変に対処するための国際的な特別行動チームです。彼らは、ウルトラマンに助けられながらも、何度か自らの手で、さまざまな脅威を排除したからです。

髙橋 純子
健康科学部臨床工学科 教授

人に寄り添う医療と防災をつくる

▶専門分野
医工学(臨床工学)、災害対策、透析看護、血液透析、医用機器安全管理、医用工学

▶研究内容
透析や人工呼吸器などの医療機器を使う人が、病院だけでなく災害時や自宅でも安心して生活できる方法を研究しています。
また、医療機器を安全に使う仕組みづくりや、新しい支援システムの開発にも取り組んでいます。

▶「?」の種
災害や緊急時でも、医療を必要とする人の命と暮らしをどう守れるのか?

▶研究の活きる場
・病院で使われる医療機器
・地震や台風などの災害への備え
・高齢者や在宅療養者の生活支援

▶未来への可能性
病気や障害があっても、その人らしく安心して暮らせる社会づくりにつながります。
また、災害時にも途切れない医療体制の実現に貢献します。

▶連携で拓く研究の可能性
AIや情報工学と組み合わせることで、災害時に必要な支援先を自動で提案したり、一人ひとりに合った避難支援を実現できる可能性があります。
また、アプリ開発やデータ解析を通じて、より安全で効率的な医療支援につながります。

▶次はキミのターンだ!
もし大きな災害が起きたとき、あなたは自分や大切な人の命を守るために何ができますか?

▶My ヒーロー
ドラえもん

困っている人を助けるために道具を使い、未来をより良くしようとする姿に憧れています。私も医療機器や技術を活用して、人々の安心や命を支えたいと考えています。