理系ヒーローズ

「掛け合わせでつくる未来」

理系の研究は、技術を生み出すことだけが目的ではありません。
その技術をどう社会で活かすかまで含めて考えます。

ロボットにAIの判断を組み合わせることで、 人の動きを支える仕組みをつくる。
医療や都市から得られるデータを分析し、 次の行動や判断につなげる。
建築や空間設計では、 人の動きや感じ方までふまえて、 "どんな体験が生まれるか"をデザインしていく。
さらに、 現実とデジタルを同期させ、 設計した未来を現実に反映していく。

AI、ロボティクス、デジタルメディア、建築デザイン。
京都橘大学の理系では、 分野を横断しながら、それらを掛け合わせていきます。

ただし、 技術だけでは未来は動きません。
問いがあり、 それを活かす現場があってはじめて、 社会の中で意味を持ちます。

そしてー

異なる技術が重なったとき、
これまでにない可能性が生まれ、
未来は、現実の中で動き出す。

未来ジェネレイト

理系ヒーローズ

大場 みち子
デジタルメディア学部デジタルメディア学科 教授 

学びの過程を、未来を創る力に。

▶専門分野
情報基盤、科学教育・教育工学、人間情報学

▶研究内容
人がどこで迷い、どのように考えながら理解や創造へと進んでいくのかを分析し、人材育成に活かす研究です。プログラミングや文章、デジタルコンテンツ制作などの知的な活動を通して、学びのプロセスを明らかにしています。

▶「?」の種
人は、どのようなプロセスを経て「わかった」「つくれた」へ進化するのか?

▶研究の活きる場
・「できる自分!」を感じはじめるとき
・プログラム開発力を自覚するとき
・よいアイデアが育ちはじめるとき

▶未来への可能性
結果だけでなく、考えた道筋を評価できる学びのしくみをつくります。誰もがAIとデータを味方に、創造力を伸ばせる社会へつなげます。

▶連携で拓く研究の可能性
他分野との組み合わせで人の行動や感性を読み解く新しいサービスを生み出します。AIとデータで、「好き」を新しい体験に変えます。

▶次はキミのターンだ!
あなたの「好き」を、デジタルで何に変えますか?

▶My ヒーロー
ジャン=リュック・ピカード艦長(『スタートレック』)

多様な仲間と対話しながら判断し、未知の領域に挑み続けるリーダー。さまざまな価値観を受け入れながら新しい可能性を拓いていく姿に、自分の研究のあり方と重なるものを感じています。

吉田 俊介
デジタルメディア学部デジタルメディア学科 教授

「見たい」未来から、次の技術を作る

▶専門分野
バーチャルリアリティ、コンピュータグラフィックス、ヒューマンコンピュータインタラクション

▶研究内容
人が現実世界をどのように認識しているのかを理解し、その原理を新しい技術として実現するバーチャルリアリティの研究をしています。例えば、光の性質をもとに、3Dメガネなしで立体映像を見ることができる裸眼3Dディスプレイの研究に取り組んでいます。

▶追い続けている「問い」
制約のある現実の中で、最善の解はどこにあるのか?

▶研究が活かされる場面は?
・ゲームや映像コンテンツで臨場感を味わうこと
・テーマパークやアトラクションで没入感を体験すること
・オンラインで離れた人とコミュニケーションすること

▶研究がもたらす社会価値
人とコンピュータとの境界をより自然なものにし、情報との関わり方やコミュニケーションのあり方を豊かにします。

▶分野を超えた可能性
AIや計算技術の発展によって、人とコンピュータとの境界はさらに曖昧になり、これまで制約だと思われていた年齢や身体能力、距離の壁を越えて活動できる社会が実現するかもしれません。

▶高校生への問い
未来の技術は、誰かが発明してくれるのを待つものですか?

▶憧れのヒーロー
レオナルド・ダ・ヴィンチ

科学・技術・芸術を横断しながら活躍した「万能の天才」であり、当時では考えられないような発想を数多く残した人物です。自分自身は天才ではありませんが、ジャンルを問わず好奇心を持って学ぶことが新しい発想につながると思っているので、そうした姿勢は見習いたいと感じます。

松原 仁
工学部ロボティクス学科 教授

自分の好きなことを追究する

▶専門分野
知能情報学、知能ロボティクス

▶研究内容
人間とは何かを理解するために、コンピュータやロボットを用いて研究を行っています。AIやロボットを通して人間の思考や行動の仕組みを探り、将来的には「鉄腕アトム」の実現を目指しています。

▶「?」の種
人間とは何か?

▶研究の活きる場
・ロボットと付き合うとき
・人間と付き合うとき
・ゲームをプレイするとき

▶未来への可能性
人間そのものへの理解が深まることで、よりよい社会や人と共存する新しいテクノロジーの実現につながります。

▶連携で拓く研究の可能性
スポーツ分野と連携することで、選手の動きや判断を可視化し、競技の見方や楽しみ方が大きく変わります。人とAIが作り出す新しいスポーツ体験が広がっていきます。

▶次はキミのターンだ!
あなたは、何を当たり前だと思っていますか?

▶憧れのヒーロー
天馬博士

自分で考え、自律的に行動する「鉄腕アトム」の姿に強く魅了されました。「育ての親」であるお茶の水博士ではなく、その存在をゼロからつくり出した天馬博士に惹かれました。

小野 哲雄
工学部ロボティクス学科 教授

「傍流」のススメ

▶専門分野
ヒューマンロボットインタラクション(HRI)、ロボット情報学、知能ロボティクス、人工知能、人間情報学

▶研究内容
ロボットとどうすれば仲良くなれるのかを研究しています。人と仲良くなる方法とは少し違うところがあり、それが面白いと感じています。そもそも「うまくやる」とは何なのか。当たり前の価値観を問い直しながら、ロボットを通して「人間とは何か」を見つめています。

▶「?」の種
「オリジナル」に生きるための生き方とは?

▶研究の活きる場
・研究テーマの選び方
・洋服の選び方
・食事の選び方
など生活全般に関わる

▶未来への可能性
自分がやるべきことや、やりたいことを一人ひとりが考えるようになり、それぞれが自分なりの選択をしていく社会につながります。

▶連携で拓く研究の可能性
あらかじめ正しい組み合わせを決めるのではなく、さまざまな分野と出会うことで、新しい価値が生まれます。偶然の発見を楽しみながら選択していくことで、自分らしい道を見つけていく学びや生き方は、きっと楽しい気がします。

▶次はキミのターンだ!
いままでで一番「つまらない」と思った時間の過ごし方は?

▶憧れのヒーロー
ヴィクトール・E・フランクル

厳しい状況の中でも「生きる意味とは何か」を問い続け、人間の本質を考えさせてくれる存在です。どんな状況でも自分なりの意味を見出すという考え方に強く影響を受けています。

河野 良平
工学部建築デザイン学科 教授

探偵のように、埋もれた事実を掘り起こす。

▶専門分野
建築歴史・意匠、建築設計

▶研究内容
最近は戦後アメリカのグーギー建築を研究対象とし、そのデザイン、時代背景や歴史的な位置付けを研究しています。建物の形、色、材料に込められた意図や社会での役割を読み解くことで、そのような建築を求めた人々や設計者・建築家の魅力や面白さを明らかにしようとしています。

▶「?」の種
どうしてそのような建築がデザインされたのか?

▶研究の活きる場
・建築を見る
・普段の生活空間を見直す

▶未来への可能性
美しい建築や空間の価値を知ることで、人が心地よく過ごせる快適な生活環境を生み出すことにつながります。

▶連携で拓く研究の可能性
アートやデザインとコラボレーションすることで、建築の見せ方や楽しみ方が広がっていきます。地域の魅力を引き出し、人が集まる場をつくるなど、新しい価値やにぎわいが生まれていく可能性があります。

▶次はキミのターンだ!
建築は誰がどのようにデザインしていますか?

▶憧れのヒーロー
安藤忠雄

「闘う建築家」として、常識を打ち破りながら新しい建築を生み出し続けているところに、面白さとワクワクを感じています。建築を通して社会に新しい価値を問いかけていく、その姿勢に強く影響を受けています。