文部科学省令和4年度「成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」において、京都橘大学が実施するプログラム2件が「メニューA:デジタル分野・グリーン分野リスキルプログラムの開発・実施」および 「メニューC:各分野のエキスパート人材育成に向けたプログラム開発・実施」に採択されました。
本事業の採択を受け、デジタル・医療など成長分野の即戦力となる人材を社会に輩出することをめざし、本学の特長を活かした教育プログラムの開発・実施・展開へさらに注力して参ります。
なお、今回は全国で63校・88件のプログラムが採択されています。複数のプログラムが採択された私立大学は9校のみであり、大変名誉なことと感じておりますと共に、これまで以上の社会的責任を果たすべく、多様なネットワークを築きながら、取り組みを進めていく所存です。
AI・テクノロジーと共に発展していくこれからの社会は、新しい希望と夢に溢れた未来です。私たちは教育研究機関として、様々な人が学び、集い、チャレンジできる環境を整え続けていきたいと思います。
新しい、京都橘の挑戦に、是非ご期待ください。
〇成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業採択プログラム
1. メニューA:情報学の体系的知識獲得を目指したリスキリング・プログラム
・プログラムの分野:情報学、プログラミング、アルゴリズム、計算機システム、データベース、ネットワーク、AI、データサイエンス、セキュリティ、情報マネジメント
・主な対象:企業で働くITエンジニア、IT・AI分野に興味のある社会人の方など
・プログラムの概要:
DX推進や人工知能(AI)・データサイエンス(DS)を活用できる人材を育成するために、情報学の体系的知識獲得をめざす社会人リスキリング・プログラムを開発し実施します。
ITSSスキル標準のレベル2・3(ミドルレベル)相当の情報学の体系的知識獲得を目的とした社会人教育プログラムです。社会人が参加しやすいよう、原則オンデマンドで開講します。全体の50%以上をプログラミンの演習にあて、実践力を高めます。
2. メニューC:パフォーマンスバリデーションとチーム医療を基盤とする救急救命士・看護師等の医療従事者のための救命リカレント教育プログラム
・プログラムの分野:DX(パフォーマンスバリデーションバッジシステム)×医療(チーム医療、救急救命士・看護師等)
・主な対象者:現役の救急救命士・看護師等の医療従事者の方
・プログラムの概要:
本学大学院の授業の一環として実施してきた教育プログラムを拡張して、感染症対応の視点を加えたICLSコースと感染防護コース、救急救命士リカレント教育コースを実施し、実践力を養成します。
医師の働き方改革の実施を前に、チーム医療を実践できる即戦力のある病院救急救命士が強く求められています。また、救命処置能力を求める看護師のリカレント教育要請も強いことから、両者を主な対象者として病院内で求められる救急救命措置、感染防御処置等の教育について、チーム医療教育を基盤として進めます。
本プログラムでは、技能のパフォーマンスの評価を数値データ、画像、動画で残し、オープンバッジタイプのバリデーションができるようにします。これらを学習者同士でピアラーニングしてチーム医療に役立てることを計画しています。