本学学まちチャレンジ!プロジェクト(※)で採択された「京焼・清水焼広め隊!」が、8月10日(水)~14日(日)にホテルエミオン京都で開催された縁日に参加しました。この中で同団体は、清水焼窯元平安玉凰陶苑様展示場にて「箸置き絵付けワークショップ」を実施しました。このイベントは観光客の方々に清水焼の絵付け体験を行ってもらうことでその魅力を知り、身近に感じてもらうことを目的としています。
8月10日(水)~14日(日)のうち、11日(木)および12日(金)のワークショップを本学学生が担当しました。イベントでは、学生が制作した清水焼の特徴や文様についてまとめたパンフレットの配布とパンフレットの文様を元に箸置き絵付け体験を行い、5日間で106名の方々がワークショップを楽しまれました。参加者からは、「コロナ禍で伝統産業に触れる機会が無かったので良い機会になりました」「夏休みの良い思い出になりました」「子どもたちがとても楽しそうでした」などの声を聞くことが出来ました。
今回のイベントの成果としては、初日よりも2日目の方が声のかけ方や説明の仕方がうまくなり、また作業の効率が早くなったことでお互いのフォローや自分のやるべき事を率先してできるようになりました。このことによって参加者数を増やす事に繋がったと思います。課題としては、家族でお越しの方が多かった分、お子さまのみの参加がほとんどだったので、大人の方にも率先して参加していただけるような内容も考える必要があると思いました。お子さまには文様について理解する事が難しいかと思う場面もあったので分りやすく伝えられるようにしたいです。また、混雑時は慌てずに冷静な対応をとれるように心がけたいです。
今回のイベントをとおして、参加者の方が楽しそうに作業されている姿が大変印象的でした。また、喜んで持って帰られる姿を見てうれしい気持ちになりました。今回、家族での参加者が多かったため、箸置きを使う際に楽しかった京都旅行を思い出して欲しいです。
参加者の方には、この体験をきっかけに伝統産業や京焼・清水焼について少しでも興味を持っていただくことができたのではないかと思います。
※ 学まちチャレンジ!プロジェクト:京都橘大学が京都市「学まち連携大学」促進事業に採択された取り組みの一つ。