(地域連携)【学まちチャレンジ!プロジェクト】京焼・清水焼広め隊!による「箸置き絵付けワークショップ」を実施しました

 学まちチャレンジ!プロジェクト(※)で採択された「京焼・清水焼広め隊!」が嵐山駅はんなり・ほっこりスクエアにて11月20日(日)・23日(日)・27日(日)に「箸置き絵付けワークショップ」を実施しました。このイベントは観光客や京都に住んでいる方々に清水焼の箸置き絵付けを体験し、その魅力を知り身近に感じてもらうことを目的に実施しました。
 イベントでは、学生が制作した清水焼の特徴や文様についてまとめたパンフレットを配布しました。また、実際に参加者に体験していただいている「絵付け」という工程は清水焼が完成するまでの何番目の部分にあたるのか、実際に絵付けしている箸置きにはどんな土が使用されているのかをまとめたシートを参考に清水焼の理解を深めてもらいながら絵付け体験を行っていただきました。今回の体験は前回8月に実施したイベントとは異なり、ラッピングの台紙にも文様が描けるように工夫をしました。3日間を通して合計112名の方々に絵付け体験を楽しんでもらうことが出来ました。参加者からは「カラフルな箸置き絵付け体験で子どもが楽しそうでした」「親子で楽しく出来ました」「想像以上に楽しかったです」「思い出を形に残せて良かったです」などの声を聞くことができました。
 成果としては、前回のワークショップでは参加者がファミリー層に偏っていたという課題がありましたが、今回は完成見本をお見せしながら参加者への声かけや呼び込みを積極的に行うことで、ご友人同士やご夫婦、20代の娘さんとお母様、カップルなど様々な年代の方々に興味を持っていただき、楽しんでいただくことができました。また今回のイベントを終えての課題は、「混雑時、参加者一人ひとりに京焼・清水焼について詳しい説明をすることが出来ていなかった」「どうすればよりご参加いただけるのかを意識しすぎて京焼・清水焼の良さについて伝えられていなかった」ということがあげられました。参加していただける限られた時間の中で分りやすく丁寧に説明が出来るよう努めていきたいです。
 今回のイベントを通して、参加者の方々が熱心に取り組まれている姿や、完成してお渡しした際の笑顔がとても心に残っています。中には箸置きに京都らしい絵を描いている方もいました。今回、絵付け体験をされた方々が箸置きを使用して少しでも京焼・清水焼のことを思い出してほしいですし、このワークショップが京焼・清水焼を深く知るきっかけになっていたら良いなと思います。

※学まちチャレンジ!プロジェクト:京都橘大学が京都市「学まち連携大学」促進事業に採択された取り組みの一つ。

箸置き絵付け体験②.png 箸置き絵付け体験①.jpg




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