本学学まちチャレンジ!プロジェクト(※)で採択されたスポーツリハビリテーションサークルが10月の第1回に引き続き、12月17日(土)に第2回「大学生が教えるケガ予防教室」を近隣の京都市立大宅中学校の運動部に所属する選手37名を対象として実施しました。
第2回では、身体機能のチェックを実施し、第1回との能力差を比較したうえで、それぞれの部活に対してオーダーメイドのトレーニングメニューを指導しました。トレーニングメニューについては、第1回実施時の選手の反応や、実際の部活動現場に出向き、チームの練習状況を踏まえた上で、各チームの身体機能的な弱点を補い、強みを活かすことのできる実践的なメニューを立案しました。また、選手が自主的に取り組みやすいように、特別な用具を必要としない自宅で簡単にできるホームエクササイズメニューも考え、実際に体験していただきました。さらに、ふくらはぎのつり予防のテーピングや、対象部活で頻繁に受傷する突き指に対するテーピングについても体験していただきました。
参加した選手からは「練習や試合の際に取り入れたい」「またこのような機会があれば参加したい」といった感想がきかれました。大宅中学校の先生方からは、「来年度も継続的なサポートをしてほしい」「ケガ予防のためのトレーニングやテーピングを他にも教えてほしい」といった要望もいただきました。
今回のプロジェクトを通して、トレーニングのフォームや回数といった各トレーニング手法を単純に指導するだけではなく、選手が取り入れやすいようにするためにメニューを工夫し、わかりやすいように伝えることの重要性を学びました。将来、理学療法士となり、臨床で対象者の方に理学療法を提供するにあたっての非常に大きな気づきを得ることができました。
今後は、本プロジェクトで築いた繋がりを絶やすことなく、継続的でチームのニーズに沿ったサポートを実施していくことを検討しています。
※学まちチャレンジ!プロジェクト:京都橘大学が京都市「学まち連携大学」促進事業に採択された取り組みの一つ。