学まちチャレンジ!プロジェクト(※)で採択された「図書館情報学研究会(キットケン)」が図書館の活性化や地域交流を目的に8月7日(日)・11月5日(土)・12月10日(土)に開館70周年を迎えた山科図書館でイベントを行いました。
本イベントでは、8月は「夏」、11月は「秋」、12月は「冬(クリスマスやお正月)」と、それぞれの季節にちなんだ折り紙やイラストなどで図書館の児童スペースを飾りつけ、子ども向けに絵本と紙芝居の読み聞かせを行いました。
11月には、読み聞かせに加えて、キットケンの学生たちが今回の取り組みで作成したヤングアダルト世代を対象としたブックリストを山科図書館に配架しました。(34冊の本を紹介しています!)
また、12月のイベントでは、山科図書館に寄贈されている山科の伝承を題材とした紙芝居をキットケンで子ども向けにわかりやすくリメイクし、読み聞かせを行いました。
子どもたちへの読み聞かせでは、最初は個々に本を楽しんでいる様子の子どもたちでしたが、読み聞かせが始まると学生の読み聞かせに耳を傾けてくれる様子が見られ、そういった様子を目にすることで学生たちは、本を通して子どもたちとコミュニケーションをとることの楽しさや対象の年齢に見合った本を選書することの難しさを知りました。
ブックリストの作成では、普段の授業では体験することのできない本の編集作業に取り組みました。完成したブックリストは、とても好評で、学生たちもやりがいを感じることができました。また、山科の伝承を題材にした紙芝居のリメイクでは、学生が初めて知る話でしたが、その話や山科の伝承に関して理解を深めることができました。
様々な活動を行うことで、山科図書館の開館70周年を盛り上げるお手伝いができたこと、地域の方々と交流の場を持てたことは、学生たちの貴重な経験となりました。
※学まちチャレンジ!プロジェクト:京都橘大学が京都市「学まち連携大学」促進事業に採択された取り組みの一つ。