文学研究科長で文学部歴史遺産学科の一瀬和夫教授が、4月28日(土)にTBS系列で放送された「日立 世界ふしぎ発見!」に出演した。「大英博物館に秘められた卑弥呼の謎!」をテーマに、ミステリーハンターの竹内海南江さんが古墳研究の知られざる一面から、約1600年前の日本誕生の秘密に迫った。
日本の古墳研究のきっかけをつくったのは、日本考古学の父と呼ばれるイギリス人のウィリアム・ゴーランド。明治政府がイギリスから大阪造幣局の技師として招いた。イギリスには歴史の長い巨石文化があり、ゴーランドは滞在中、日本の古墳に興味を持ち調べていた。ゴーランドがイギリスに持ち帰った日本の古墳出土品1000点以上が大英博物館に所蔵され、それらは「ゴーランド・コレクション」と呼ばれている。一瀬教授は、このゴーランド・コレクションを研究。番組では、ゴーランドが関東から九州にかけて古墳の調査をしたこと、そして、古墳を計測しデータを取り、図面を描く様子を日本人が見たことで、日本全国の古墳研究に影響を与えていったことに言及した。
【2018年4月28日 TBSテレビで放送】