看護学科の高田早苗教授が看護師の心のケアについてコメント

 最近看護師が入院患者に危害を加えた事件が起きている。事件の背景には仕事上のストレスが垣間見えるが、看護学科の高田早苗教授は「個人の資質に起因する部分が大きいかもしれないが、組織の問題として再発防止策を講じる必要がある。心のケアを担う組織があったとしても本当に利用しやすいか見直す必要がある。秘密厳守を徹底し、教育するのではなく、悩みを抱える側と対等な立場の人を相談役に配置するのも一つの手ではないか」とコメントした。

【2010年4月11日 京都新聞に掲載、4月16日 NHK総合で放送】

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