本学元教授 脇田晴子先生が文化勲章を受章

 本学元教授の脇田春子先生が文化勲章を受章した。日本中世の姿を商業、都市、芸能など幅広い観点からとらえ、女性史研究で先駆的な業績を残した。また、石見銀山の2007年の世界遺産登録では、歴史文献調査団長としても尽力。脇田先生は、「ありがたいことです。好きな研究を一生懸命やらせていただいただけなのに。『女性史は学問なのか』と言われた時代もあり、厳しい批判にくじけそうになったこともあります。研究では自分の考えを貫くことが大切」とコメントした。

【2010年10月26日 朝日新聞・産経新聞・毎日新聞・読売新聞・京都新聞に掲載】

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