都市環境デザイン学科の竹山清明教授のゼミ生らが間伐材の利用法を提案

 滋賀県栗東市観音寺では、住民が間伐材でベンチ作りに取り組んでいたが、買い手が増えないという問題があった。その現状を都市環境デザイン学科の竹山清明教授が聞き、「手軽に作れる家具を学生に考えさせてはどうか」と提案した。2010年11月、地域住民と市職員が審査員となり、本学でデザインコンペを実施。おもしろいアイデアがそろったため、提案した作品を試作することになった。ゼミ生約20人は、2011年1月下旬から週末を利用し、製材から加工までを担い、可動式のテレビ台や高さ1.8mの細長い照明器具などのユニークな家具を作っている。同年4月には、観音寺で作品発表を行い、住民が実用化につなげる計画という。竹山清明教授は「学生が考えるからこそ、住民にも作りやすい家具が提案できるはず」とコメントした。

【2011年2月4日 びわ湖放送で放送、2月11日 京都新聞に掲載

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