京都新聞で看護学科の河原宣子教授のゼミ生が災害看護についてリポート

 京都新聞夕刊で連載されている「@キャンパス」は、京都と滋賀の大学に通う学生が、自らテーマを決めて取材し、リポートする企画記事。今回、看護学科の河原宣子教授のゼミ生5名が学生記者として「災害看護 人によりそう」をテーマに、東日本大震災の被災地で災害支援活動に携わった教員や学生などを取材した。記事では、3月下旬から4月下旬にかけて宮城県と福島県で災害支援をした看護学科の江間祐恵助教、穴吹浩子助手、岩山朋裕助手、上山晃太郎助手、4、5月に宮城県と岩手県の被災地でボランティアを行った救急救命コースの学生、倉光大徳さん、浅田麻里さん、本城英明さんが、被災地での自らの経験と、被災地や災害支援に対する思いをそれぞれ語った。また、災害支援ナースを派遣する京都府看護協会にも出向きリポートしている。取材を担当した河原ゼミの濵崎未来さん、深尾和哉さん、森正登さん、箕野健大さん、レティタン・チューさんは取材後記に「災害支援と聞くとどこか特別に思うが、大切なことは日常の生活の中にあると感じた。被災地で行われている看護は病院などと変わらない。目の前にいる人によりそい、尊重するという原点は一緒。人に興味を持ち、関心を向けることは、被災地だけに限ったことではなく、普段の人との関わりにおいても同様のこと。大学での学習に加え、人との交流を大切にし、感性を磨いて、さまざまなことに気付ける人になりたい。」と記した。

【2011年8月17日 京都新聞に掲載

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