人間発達学部児童教育学科の神谷栄司教授が朝日新聞「サザエさんをさがして」のコーナーでコメント

 女の子の遊びの定番と言えば「おままごと」。それは、まさに「サザエさん」的世界だった。そんなままごとの世界では、よりリアル志向が強まっている。社会や家族構成の変化が、遊びの内容にも影響を与え、食事や料理といった生活シーンのほか、キャンプごっこや温泉ごっこ、レストランごっこなど、実際の生活を反映し、まねる場面が多様化している。人間発達学部児童教育学科の神谷栄司教授は、「ままごとやごっこ遊びといった『イメージ遊び』は、3歳児頃から見られるもの。場面を設定したり、役割を演じることで、想像力を育み、行動やルールなど多彩な表現方法を身につけていく。イメージで遊ぶ能力は人間固有のもの。発達に与える影響も大きいので、周囲の大人は子どもたちがたっぷりと体験できるよう導いてあげることが重要」とコメントした。

【2012年7月7日 朝日新聞に掲載

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