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2014年7月 2日
7月1日、奈良文化財研究所は、奈良県明日香村の甘樫丘東麓遺跡で出土した炭化した木材片が、放射性炭素年代測定の結果、605~645年のものとみられると発表した。遺跡からはこれまでに、7世紀中頃とみられる建物跡や石垣、焼けた木材などが確認され、大量の炭化したコムギの粒も見つかっている。猪熊兼勝本学名誉教授は「土器などから遺跡の年代を推測してきたが、自然科学的な手法でも追うことができるようになった。蘇我氏の邸宅跡に近づいたのではないか」と話した。
【2014年7月2日 朝日新聞に掲載】
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