世界遺産について学べる大学として本学が紹介される

 大学や大学院が世界遺産について学ぶ学科やコースを開設する動きが広がり、本学と筑波大学、関西大学、京都府立大学の学びが紹介された。本学は、2012年度に文学部文化財学科を歴史遺産学科に名称変更し、考古学コース、美術工芸史コースに新たに歴史遺産コースを加えた。文化財のとらえ方の変化にあわせ、遺産を取り巻く社会的な取り組みも一体として学べる。今年度からは「遺産情報演習」を開講し、醍醐寺でのフィールドワークや聞き取りを通じ、遺産と地域の関係や継承方法について分析している。文学部歴史遺産学科主任の一瀬和夫教授は「考古学や美術工芸史だけではとらえきれない遺産のもつ物語性も複合的に説明できる視点を養いたい」と話した。

【2015年8月3日 日本経済新聞で報道】

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