五塚原古墳の後円部が正円形であることに文学部歴史遺産学科の一瀬和夫教授がコメント

 12月16日(水)、京都市埋蔵文化財センターは五塚原古墳(京都府向日市)の後円部が正円形であることを発表した。五塚原古墳は初期ヤマト王権を支えた有力首長の墓とみられ、過去の調査などの比較から、箸墓古墳(奈良県桜井市)と類似形とされ、陵墓のため発掘できない箸墓古墳の前方後円墳を知る手がかりになるという。今回の発掘で、文学部歴史遺産学科の一瀬和夫教授は「後円部を正円形に造るには高い技術が必要。箸墓などと施工技術が共有されていたはずだ」とコメントしている。

【2015年12月18日 朝日新聞に掲載】

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