椿山古墳で出土した笠形木製品に文学部歴史遺産学科の一瀬和夫教授がコメント

 椿山古墳(滋賀県栗東市)を囲む堀(周濠)から直径76センチの笠形木製品など6点が出土した。全国で約300点出土し、誉田御廟山古墳(応神陵古墳)で出土したものに次いで3番目に大きい。文学部歴史遺産学科の一瀬和夫教授は「笠の形が残り、保存状態が良い。誉田御廟山古墳の木製品と非常によく似ており、湖南地域の山林資源を生かして木製品が作られ、有力な権力者の古墳に供給していた可能性がある」とコメントした。

【2017年7月21日 朝日新聞・毎日新聞・京都新聞に掲載】

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