細川涼一学長が京都新聞にコラムを寄稿

 細川涼一学長が京都新聞「日本人の忘れもの 知恵会議[次世代へのメッセージ]」に「社会の要請に応える大学づくりに向けて」と題したコラムを寄稿した。
コラムは下記の通り。

「社会の要請に応える大学づくりに向けて」
 京都橘大学 学長 細川 涼一

 京都橘大学は、1967(昭和42)年の開学以来、社会の要請に応え、一人ひとりの学生の自立と成長を支援するため果敢に挑戦を続けてきました。2005年の男女共学化を機に時代の新しいニーズを探りながら、開学以来の文学部に加え、看護学部、現代ビジネス学部、健康科学部、発達教育学部、国際英語学部を相次いで開設し、現在6学部13学科、学生数4500人を超える総合大学となりました。2022年には、前身の京都女子手芸学校が上京区(御所の西。西陣の東)に開校して以来、学園創立120周年・大学開学55周年を迎えます。
 目まぐるしく変化を遂げる今日の社会では、男女共同参画社会の実現、さらに民族・宗教・文化および世代などの違いを超えた共生社会の実現が緊急の課題となっています。本学では「自立・共生・臨床の知」を教学理念に掲げ、心身ともに「自立」し、異なる考えを持った人々と「共生」できる人材育成のため「臨床の知」を追求しています。
 本学は開学以来、京都市山科区に立地する大学として自治体やさまざまな企業の皆さまと多様な形で連携、協力を進めてきました。学生には学内での学修・研究に加え、臨地での学びや体験により自らの学びの意味と喜びを見いだし、新たな時代を担う力を養ってほしいと願っています。本学はこれからも全力で学生を支え、地域・社会に貢献する人材の養成に邁進してまいります。

【2019年1月1日 京都新聞に掲載】

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