キトラ古墳壁画体験館について猪熊兼勝本学名誉教授がコメント

 キトラ古墳(奈良県明日香村)は、1983年11月の調査で石室内に壁画が発見された。当時、奈良文化財研究所の研究員だった猪熊兼勝本学名誉教授は、研究者や文化財愛好家のメンバーとファイバースコープによる石室内の調査に立ち合った。そして、2016年、石室に描かれた壁画を保管・公開する施設として「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」が開業された。猪熊兼勝名誉教授は「あのときはこんな施設ができるとは夢にも思っていませんでした。壁画古墳は東アジア共通の特徴。古代の飛鳥が国際都市だったことを現代に教えてくれます」と話した。

【2020年3月20日 朝日新聞に掲載】

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