対面授業約9割を実現した大学として日比野英子学長が朝日新聞EduAから取材を受ける

 大学の後期授業が始まっても対面授業を再開できない大学が少なくないなか、本学では対面授業を約9割実現している。教室で学生間の間隔をできるだけ2メートル(最低でも1メートル以上)あけるなどの措置を取り、80人以下の授業は原則、対面授業を実施し、教室は座席指定になっている。4月下旬に、前期はすべてオンライン授業とする方針を出したが、6月初旬からは対面授業を一部再開した。6月中旬には、後期授業について、80人以下は対面をめざす開講方針を決定した。
 日比野英子学長は「本学は、建学時から少人数のクラスで指導し、教員と学生の距離が近かったのです。学生25人以下の授業が半数、50人以下だと8割にのぼります。医療系や教育系は人を相手にするので、対面でないと伝えきれません。一方で新型コロナの感染防止の観点から、80人超の授業はオンラインとする対応を取ったところ、結果的に対面授業が9割になりました。6月から一部で対面授業を再開し、どうしたら感染を防げるか取り組み、これなら学内で感染を起こさせないという手応えをつかんでいました」と話した。

【2020年11月2日 朝日新聞EduAに掲載】

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