京都新聞連載企画「ディスタンス」で本学が取材を受ける

 京都新聞の連載企画「コロナ社会 ディスタンス―結び直す」で「大学生活」をテーマとし、対面授業再開までの本学の学生サポートについて取材を受けた。2020年、新年度が始まって以降、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため大半の授業がオンラインとなり、本学では、新入生が大学での人間関係を構築していくことは大きな課題だとみていた。その取り組みの一つとして、本学は6月より、先輩学生1人に新入生5~7人を受け持ちサポートする「ピアサポート制度」を始め、オンライン座談会や個別の相談などを行った。その活動を担当した課長は「新入生が1人で悩みや不安を抱え込むとつらさが増す。大学にはいきなり相談しづらくても、仲間と語り合えば解決に向けて動きやすくなる」と話した。取材を受けた学生も、入学当初は授業の課題を自宅でこなすだけで「大学で学んでいる実感が湧かない」と孤独感があったそうだが、先輩らとの交流を経て、積極的に人と話そうと思うようになったという。そこから、オンライン授業で知り合った3人と、オンラインで勉強や雑談するようになり「オンラインでも仲間がいたから乗り越えられた。この経験がなければ、後期に授業が始まっても苦労していたと思う」と話した。

【2021年1月5日 京都新聞に掲載】

2020年度一覧へ