2月11日(金・祝)~13日(日)に日図デザイン博物館(岡崎・みやこめっせ内)にて、今回で16回目を迎える文学部日本語日本文学科書道コースおよび大学院文学研究科言語文化専攻(書道)の卒業制作展が開催されました。全日本高校・大学書道展で上位入賞を果たしている本学書道コースの卒業制作展は、毎年京都の内外から大勢の方が訪れ、今年は去年を大幅に上回る650人の来場がありました。会場では、大学・大学院での学びの成果である各学生の力作に熱心に見入る姿があちらこちらで見られました。
今回の卒業制作展には、2010年度卒業予定の28名(うち大学院修士課程修了予定者1名)が、主に六曲屏風と巻子または帖に漢字とかなの作品をそれぞれ1点ずつ出品。大学院を修了する小林由利枝さんは、「1回生で先人の書を写す『臨書』から始まり、4回生の卒業制作ではいろいろな古典から文字を集める『集字』をして作品を制作しました。今回はその集大成です。6年間を振り返ると、今ようやくスタートラインに立てたというのが実感。これからも、さまざまなかたちで書道に関わっていきたいと考えています」と振り返っていました。