国内外から講師を招き「看護国際フォーラム2012」を開催

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12月8日(土)、京都市宝ヶ池の国立京都国際会館で、看護国際フォーラム2012「ヒューマンケアリングの実現-人によりそう看護を実現するための実践と研究-(Making Human Caring a Reality-Nursing Practice and Research-)」を開催しました。
青木圭介本学学長の主催者挨拶に続き、ワシントン大学看護学部のドリス・ボーテイン (Dr. Doris Boutain)准教授が、「Qualitative Methods in Nursing Research-For the Advancement of Human Care in Clinical Nursing Focus on Meaning Production and Methods-」と題して基調講演を行いました。
基調講演に引き続き、本学看護学部長・遠藤俊子教授を座長に、三富陽子氏(京都大学医学部附属病院看護師長)が「臨床現場における実践と研究の実際~褥瘡対策を通して~」、奈良間美保氏(名古屋大学大学院医学系研究科教授)が「子どもと家族によりそう看護を実現するための実践と研究-子どもと家族中心のケアに関する研究」、堀妙子本学看護学部教授が「子どもと家族によりそう看護を実現するための実践と研究-小児在宅ケアコーディネーター研修会の取り組み」、佐藤紀子氏(東京女子医科大学看護学部教授)が「臨床における研究への支援」と題した報告を行い、その後シンポジウムで意見の交換を行いました。


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今回のフォーラムは、現在の人口構造や疾病構造の変化、人々の価値観の多様化、高度先進医療の一層の発展に伴い、看護業務が複雑で過密になっているなか、患者や家族によりそう時間がないと感じている看護師の現状から、いま一度、ヒューマンケアリングという概念を見つめ直し、臨床のなかでいかに実現していけるかを参加者と共に考える企画となりました。
師走のあわただしいなか、教職員や大学院生・学生等の学内関係者、および現職の看護師、研究者等の学外者などおよそ260名の参加者がありました。
 参加者からは、「現任教育に生かせるヒントをたくさんもらった」「人により添う看護を追求するものとして興味深い内容であった」等の感想が寄せられ、盛況のうちに終了しました。

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