11月21日(木)、谷口知司教授のゼミで観光学を学ぶ学生21人が、小冊子『こだわり市場』を発刊しました。これは、学生なりの尺度で考えた「こだわり」を軸に調査した京都の店を紹介したものです。京都に来た観光客に手軽に手に取ってもらい、隠れた名店を知ってもらうことで、京都の地域活性化につなげることを目的としています。
この活動は、谷口ゼミで「学んできたものを目に見える形にする」ことを目的に、2009年に『こだわり市場』のサイトを制作したことから始まったものです。紹介する店は、学生が町歩きをして探し、ゼミでガイドブックなどに載っていないかを調べたり、こだわりの基準を満たしているかなどの点から、吟味して決定しています。こだわりの基準は、「①譲れないものを持っていること②特定のものを追求すること③自分の意思を貫きとおすこと」で、この5年間で数十件の店を取材し、掲載してきました。
今回、学生の提案から、小冊子を作成することが決まりました。作成にあたって、調査データの整理と再取材を今年の6月から開始。3回生が中心となって、原稿作成からデザインに至るまでを担当し、11月に完成を迎えました。また同時に、同ゼミの卒業生が運営するホームページ制作会社の協力により、サイトリニューアル(http://www.kodawari-ichiba.net/)も行いました。
現在もこの活動は進行中で、順次サイトの情報更新を行っています。上回生から下回生へと活動を引き継いでいきながら、新しい京都の情報を発信し、京都のあまり知られていない店を自分たちで発掘していく予定です。