文学部日本語日本文学科書道コースと大学院文学研究科言語文化専攻(書道)の「2013年度卒業制作展」が、2月7日(金)から9日(日)の3日間にわたり、京都文化博物館(京都市中京区三条高倉)で開催されました。
今年度は学部生24名、大学院生3名が『漢字作品』27点、『かな作品』27点、計54点を出品しました。
作品形式は六曲屏風、帖(じょう)、巻子(かんす)で、いずれも力作ぞろい。今年度の「第18回全日本高校・大学生書道展」(主催:公益社団法人日本書芸院・読売新聞社)で団体2位(大学の部)を果たした実力を遺憾なく発揮した内容となりました。
書道コース4回生の谷岡愛莉さんは、「書道を始めてから書作品をたくさん制作しましたが、六曲屏風という大きな作品に挑むのは卒業制作展が初めての経験でした。出品するまで何度も試行錯誤を繰り返し、出口の見えない道を進むのは不安でいっぱいでしたが、4年間の集大成をこの卒業制作展という場で披露でき、大変うれしく思います。朝早くから学校が閉まる時間直前まで書道教室で仲間と切磋琢磨した日々は思い出深く、制作は卒業してからも続けていきます」と振り返っていました。
3日間で、約400名の学生・父母、教職員、一般市民の来場があり、卒業生の力作にじっと目を凝らして鑑賞し、その出来映えに感嘆の声を上げる姿も見られました。
「卒業制作展」に出品された作品は、「2013年度卒業制作集」として刊行されています。