本学では、2月3日(月)から7日(金)までの5日間にわたり、宮城県東松島市で復興支援ボランティア活動を行いました。この取り組みは今回で3回目。学生23名が活動にあたりました。
活動先は、東松島市立鳴瀬桜華小学校、宅老所「すみちゃんの家」、ケアハウス「はまなすの里」、さらに「NPO法人児童養護施設支援の会」の4ヵ所で、学生はグループに分かれてそれぞれ活動を行いました。小学校では授業の補助や下校の付き添い、倉庫整理などの作業を行いました。また、宅老所とケアハウスにおいては、お年寄りと交流をしながら、部屋の清掃なども手伝いました。また、「NPO法人児童養護施設支援の会」は、今回宿泊場所の提供を受けた「牛網保育所」を拠点に活動をしていて、理事の高橋雄吾氏の協力のもと活動を行いました。
高橋氏は保育所での取り組みのほかに、東松島市の松枯れ被害を復興につなげるため、枯れた松を炭に加工処理して有効利用する活動に取り組んでいます。今回、学生たちは木材を切り、運び出す作業を手伝いました。また、氏は「復興の森と森の学校プロジェクト」という、地域の自然を活かした森づくりと、その森のなかに木造の教室を建てていく復興計画にも参加していて、学生たちはその資材づくりの補助にも挑戦しました。
今回は被災者や、被災当時より現地で支援活動を行っていた人から、これまでに至る話を聞く機会も多くあり、学生たちが震災や復興の問題を理解する上で、貴重な機会となりました。参加した学生からは、「被災された方々は辛い思いをされているのに、明るく優しく受け入れてくださり、こちらが逆に元気をもらうことができました」「何気ない日常がいかに幸せであるか、考えさせられました。これから一日一日を大切に生きていこうと思いました」といった感想があがりました。
今回活動に参加した学生たちは、4月の報告会にて現地で感じたさまざまな思いや考えを発表する予定です。
活動の詳しい様子を「たちばなブログ」で公開しています。学生たちの活動風景や生の声を伝えていますので、ぜひご覧ください。