5月14日(日)、京都橘大学発達教育学部開設記念発達教育フォーラムを開催し、162人が参加しました。
本講座は「若い先生を育てることと若い先生が育つこと~こんな風に育てたい、こんな風に育ちたい~」をテーマに、研究者(発達心理学)や教員研修担当者、若手教諭を講師として招き、それぞれの目線から小学校教員の成長について意見を交わしました。
第1部は基調講演として、高垣忠一郎氏(立命館大学名誉教授/京都教育センター代表)が「子どもを見る目と愛する心を育てましょう」と題して講演。同氏のカウンセラーとしての経験や、子育てでの実体験をもとに、子どもの成長過程、現代の子どもが抱えるストレス、子どもと向き合う際に必要な2つの目(共感・評価)などが紹介されました。
第2部のシンポジウムでは、まず近藤清美氏(京都市総合教育センター首席指導主事)が「京都市の若手教員育成」をテーマに、京都市の教員養成の考え方および体制、研修内容、各学校での取り組みについて報告。その後、講演陣に若手教諭の味岡美沙紀氏・伊家遥平氏・中野由衣氏が加わり、コーディネーターの芦名猛夫教授(本学児童教育学科)から「これまで経験した大きな失敗」「問題を抱える児童との向き合い方」などの話題提供を受けて、意見交換などが行われました。
アンケートでは「若手の先生の声が聞けて参考になった」「講師の先生のような思いを持った教師になりたいと思った」などの感想が多数あり、本フォーラムに対する満足度の高さを確認できました。