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女性歴史文化研究所シンポジウム『食の歴史とジェンダー-日本とアジア-』を開催

 6月24日(土)、本学女性歴史文化研究所主催のシンポジウム『食の歴史とジェンダー-日本とアジア-』がキャンパスプラザ京都で開催され、178人が参加しました。
 今回のシンポジウムでは、東アジアのなかでも独自の発展を遂げてきた日本の食文化の歴史に焦点をあて、この分野の第一人者である原田信男氏(国士舘大学21世紀アジア学部21世紀アジア学科教授)が、家族や社会集団が食事を共にすることで結びつきを強める「共食」という文化について報告しました。また、インドネシアの食文化の研究者である阿良田麻里子氏(立命館大学客員教授)が、インドネシアでは「同じ時間・同じ場所・同じ食物」という条件をすべて満たさなくても共食の機能を果たす食事があることや、食材の調達や調理の過程も重要であることなど、より広い視野で共食をとらえる必要性を指摘しました。さらに、本学女性歴史文化研究所所長である南直人教授が、食とジェンダーの関わりという観点から食文化における女性の役割への問題提起を行いました。
 講演後のパネルディスカッションでは、台所の管理や調理を担った女性の活動が史料に記録されない点や、ケガレの問題から正月料理を女性がつくらないことなど、ジェンダー的な視点を含めて食の問題が議論されました。また、「孤食と家族の崩壊との関係性についてはどうなのか」「家庭料理は女性が多く担っているのに対し、職業としての料理人は男性が多いのはなぜか」など、講演内容を深める質問が次々と参加者から出され、さらに議論が重ねられました。
 参加者からは「共食という新たな視点に出合えた」「共食の大切さを広めていきたい」「誰かと一緒に食事をする意味を考えるきっかけになった」などの感想や、「食事に関する歴史資料に女性の姿がない理由はなぜか」という疑問などが寄せられました。

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