現代ビジネス学部都市環境デザイン学科の金武創教授の3回生ゼミ生が、京都に関連する旅行企画や文庫シリーズの編集発行などを手掛ける株式会社らくたびと共同で開発した、「京都さんぽ」が3月21日(水・祝)に実施されました。
「京都さんぽ」は、京都の歴史や文化に関するテーマにあわせ、同社の講師やガイドが案内する半日ツアー商品です。この商品開発に金武ゼミの3回生が挑戦し、採用されました。
採用されたテーマは「弘法大師」。この日は大師の命日の21日で、「弘法市」が開かれている東寺を中心に、大師ゆかりのスポットをめぐりました。参加者は12人で、これに金武教授とゼミ生5人、同社スタッフ2人が同行しました。
ツアーは同社代表の若村亮氏が観光ガイドを務めましたが、途中立ち寄った平安京羅城門跡ではゼミ生の安原涼太さんが解説を担当。弘法大師が中国から運んだ毘沙門天像が羅城門に安置されていたが、羅城門の焼失後は東寺に安置されているというエピソードなどを紹介しました。
指導する金武教授は「学生たちは、観光ガイドを含む散策プランの設計という机上の空論に終わらない商品開発に挑戦できたと思います。また、旅行商品を市場で販売してもらうことができたのは、貴重なビジネス体験でした」と話しました。
金武ゼミでは、ゼミ活動として2014年度から3・4回生が若村代表の指導・助言のもと、年5回の「観光ガイド実習」を実施。この実習は、毎年10ヵ所以上の京都市内の文化遺産を訪問し、担当する3回生がその見どころを現地でガイドするという形式で行われています。