歴史遺産学科の学生と教員が南畑古墳(滋賀県高島市)を調査

 8月27日(月)から9月10日(月)の期間、文学部歴史遺産学科考古学コースの学生と教員が滋賀県高島市にある南畑古墳の測量調査を実施しました。この調査は「歴史遺産学実習」授業の一環で行われ、調査により南畑古墳の規模や形状が明らかになってきました。
 この南畑古墳は、これまで考古学的な調査がなされておらず、学術的に必要な情報がほとんどありませんでした。古墳は、十分な古文書がない時代に地域の有力者の盛衰を知るうえで欠かせない歴史遺産です。今回の調査は、高島市を中心とする湖西地域の古代史を復元する第一歩となります。
 調査に参加した歴史遺産学科2回生の庄司光一さんは「古墳の調査に参加することははじめてのことだった。現地で機材を使って計測することで、全体像がみえてくることが興味深かった」、歴史遺産学科3回生の松本弥和さんは「これまで教わったことをもとに古墳を測量し、少しずつ図面が出来ていく過程には達成感があり、とても良い経験になりました」と話しました。

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